原嘉孝映画初主演作『初恋芸人』の特報映像と場面写真が公開された。
本作は、特撮番組の脚本執筆やUMA(未確認生物)研究家としても活動している中沢健の作家デビュー作で、TVドラマ化もされた異色の恋愛小説の映画化。何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語。

映像では、“彼女いない歴=年齢”の売れない芸人・佐藤賢治(原嘉孝)が、小劇場で怪獣ネタを披露するシーンからスタート。舞台袖では、仲間たちが「賢治に彼女ができた?」と囁き、空気がざわめく。そこに現れるのは、市川理沙(沢口愛華)。「さっきの芸、おもしろかった」と笑顔を向ける彼女に、賢治は心揺さぶられる。しかしラストでは、賢治が涙ながらに「僕に何度も嘘をついていたんじゃないですか?」と訴える衝撃的な場面も登場する。
また、「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」にて、特別上映される本作。原は、本年から新設されたヌーヴェル・エトワール賞のベル・アクトル賞を受賞したことも分かった。

今年から名称を「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」へと改めた同映画祭。近年、活躍が目覚ましい俳優に贈られる「ヌーヴェル・エトワール賞」が設けられており、従来は女性俳優に対して「ベル・アクトリース賞」が贈られてきたが、本年より新たに、男性俳優を対象とした「ベル・アクトル賞」が創設された。
今回の受賞に際して、原からコメント映像も到着した。
『初恋芸人』は12月19日(金)より池袋HUMAXシネマズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。


