猪瀬直樹氏のノンフィクション「昭和16年夏の敗戦」を原案として創作した、NHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」ドラマパートの完全版である映画『開戦前夜』が7月31日(金)より公開。全国89館ながら動員3万人を超え、週末3日間で計131回を満席回を記録。熱量高い口コミが広がっている。
1941(昭和16)年4月。真珠湾攻撃の8か月前。日本中のエリートたちが集められた「総力戦研究所」がデータから導き出したのは、アメリカに対する「圧倒的な敗北」という衝撃のシミュレーション結果。原爆投下以外のほぼ全てを的中させていた彼らの見解は、採用されることなく日本は勝ち目のない戦いへと突き進んでいく…。
この知的なサスペンスには、主演の池松壮亮を筆頭に、仲野太賀、岩田剛典、中村蒼、三浦貴大、國村隼、佐藤隆太、江口洋介、佐藤浩市といった面々が集結、歴史の分岐点に立った人物たちの葛藤を表現する。
全国89館で公開された本作は、3日間で動員3万388名、興収4,277万5,700円を記録する好スタートを切った(以下参照)。
【公開3日間成績/全国89館】
7月31日(金) 動員 7,863名 興収 1,135万5,740円
8月1日(土) 動員 1万2,326名 興収 1,597万3,680円
8月2日(日) 動員 1万0,199名 興収 1,544万6,280円
【3日間計】 動員 30,388名 興収 4,277万5,700円
都内の客層は男女比6:4で、中心となったのは50代以上の層。映画ファンに加え、キャストファンとみられる20代~40代の来場も目立った。
メイン館のテアトル新宿をはじめ、TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ日本橋など、全国の劇場で初日から週末にかけて満席回が続出し、3日間で計131回を記録。神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫、福岡など、各地の劇場でも週末に満席回を記録した。
夏休みの大作映画が並ぶ公開週に、全国89館での上映ながら週末の動員・興収ランキングでともに11位を記録した。
特に目立ったのが、口コミの熱量の高さ。SNS上では、俳優陣の演技や、80年以上前の出来事を現代社会と重ね合わせた本作のテーマについて、熱のこもった感想が数多く寄せられている。
「俳優陣の熱演合戦…!劇場の整った環境で観る没入感が凄まじいです!」「とにかく役者が全員いい。若手中堅熟練、全ての芝居が素晴らしい」など、俳優陣の覚悟と気概を感じさせる演技を評価する声のほか、「賢い頭脳を結集し、数値やデータを基に『絶対に勝てない』という冷徹な計算結果が出ているのに、それを覆せない理不尽さ。組織の論理、空気、権力……理性よりも感情が優先されていく過程が本当に恐ろしい」「これは過去の物語ではなく、『2026年に起こること、もしくは、もう起きているかもしれない』現実であると、今観ることで体感できる作品」など、本作が描く、社会や組織を覆う「空気」の恐ろしさを現代に重ね合わせる感想も寄せられている。
さらに、「もう十年来、アニメ映画以外の邦画を観ていないけど、『開戦前夜』は観ておかないといけない気がする」「若い人にこそ観てほしい。今だからこそ、多くの人に観てほしい」「直接的に戦争を描く作品ではないが、戦争を考える上で、ぜひ観てほしい」など、本作を「今こそ観るべき作品」と捉え、鑑賞を勧める投稿も数多く見受けられた。
こうした反響を受け、今後も口コミの広がりによる継続的な動員が期待される。また、公開3週目、終戦記念日を含む週となる8月14日(金)からは、新たに4館で上映が開始される。
『開戦前夜』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。




