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【インタビュー】川口春奈、『ママせか』で「すべてをつぎこんで、届ける」リアルな感情と気持ちをのせた渾身作

映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』で主人公を演じた川口春奈に、役作りやエピソードについて話を聞いた。

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川口春奈/photo:You Ishii
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  • 『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
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  • 『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
  • 『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会

高杉真宙との信頼関係
「すごく安心感があった」

――高杉真宙さん演じる夫・将一の気持ちも、観客は手に取るようにわかるのではと思い、胸が苦しくなりました。ご一緒しての印象を教えてください。

高杉さんと二人のシーンが必然的に多かったのですが、信頼があるからこそ、委ねられる部分がありました。すごく安心感があったので、自分も和としてその関係性の中に入り込んでいけたのかなと思います。和さんにとっての将一さんは、弱さを見せることもできるし、強がってしまう部分も預けられる相手だと思うので。それを表現できたのは、やっぱり信頼関係があったからこそだと思います。

『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』  ©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会

――予告映像でも流れている前半の象徴的なシーン、がんに侵されたことを将一に伝える階段のくだりは、ひきつけられる場面でした。あのシーンにおいて、川口さんはどのような思いで臨んでいましたか?

和と将一さんが、お互いの弱さをさらけ出して、「これからどうなっていくんだろう」という怖さや不安がすべて漏れてしまう、とても切なく大事なシーンでした。そこからが始まりというわけではないですが、夫婦二人の強さのようなものも感じられるシーンだったのではないかなと思っています。最初は強がって、我慢して、淡々と話していた和だけど、だんだん顔を見たらお互いに崩れちゃう、みたいな。そういう強がりの中にある脆さのようなものを大切にしながら演じました。

――演じられてみて、和の魅力をどう感じていましたか?

やっぱり強い人だなと思います。和さんの大きな決断は、自分だったらできるのかなと思うと、なかなか分からないです。まだ若い中で、「こうと決めたらこう」と進んでいけるぶれない軸のようなものがあって、すごく魅力的だと感じました。

――本当に、そうですよね。一方で、「死ぬまで愛して。幸せ」とプロポーズを受けたりなど、とても素直でキュートな一面も持っていて、川口さんが自然に表現しているように感じました。

私自身も、のんちゃんが普通の女の子でもある一面は表現できたらいいなとは思っていましたが、もちろん私一人でできることではなくて、高杉さんが演じる将一さんという相手がいてくださったからこそ、引き出していただけた部分だと思います。その場で生まれる感情もありましたし、自然とそういう気持ちやのんちゃんのかわいらしさが溢れるような瞬間を作っていただきました。

次ページ:家族、友人を演じたキャスト陣の素晴らしい演技
《text:赤山恭子/photo:You Ishii》

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