2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」に、中村倫也、寛一郎、斎藤工、西岡德馬が薩摩・長州ゆかりの人物として出演することが明らかとなった。
吉田松陰役/中村倫也

長州萩藩の下級武士の次男として生まれ、幼少から兵学を学んだ吉田松陰。松陰は11歳で藩主の御前講義をこなすほどの才人で、ペリー来航後に黒船への密航を企てて失敗・入獄。松下村塾で多くの弟子を育てながら、倒幕へと思いを深めていく人物だ。
中村は大河ドラマ3作目の出演となる。中村は「様々な資料を通じて学んだこと。実際に萩を訪れて感じたこと。今作における、吉田松陰という〝熱源〟を魅力的に提示できるよう、最大限を尽くしたいと思います」とコメントを寄せた。
【大河ドラマ出演歴】
第48作「天地人」・・・豊臣秀頼役
第53作「軍師官兵衛」・・・織田信忠役
高杉晋作役/寛一郎

松陰を生涯の師と仰ぎ、「奇兵隊」を起こした長州藩士・高杉晋作。松下村塾で松陰に師事し、江戸遊学中に主人公・小栗と出会う。松陰の生きざまに強く影響を受け、長州の生き残りをかけた行動力を発揮していく。
寛一郎は大河ドラマ3作目の出演。寛一郎は「今回の作品の中で、彼がどんな人物として立ち上がっていくのか、僕自身、まだその全貌は見えていません。だからこそ、これから彼の人生や言葉に触れながら、自分なりの高杉晋作を見つけていきたいです」と語った。
【大河ドラマ出演歴】
第61作「鎌倉殿の13人」・・・公暁役
第64作「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」・・・富本午之助役
薩摩藩国父、島津久光役/斎藤工

名君・島津斉彬の異母弟で、「地五郎」と呼ばれながらも薩摩から幕府への政治改革を求めた島津久光。兄の急逝後に藩政を掌握し、千人余りの兵を率いて上洛。孝明天皇の信頼を得て江戸入りを果たす。
斎藤は大河ドラマ4作目の出演。
【大河ドラマ出演歴】
第50作「江~姫たちの戦国~」・・・京極高次役
第52作「八重の桜」・・・神保修理役
第58作「いだてん~東京オリムピック噺~」・・・高石勝男役
11代薩摩藩主、島津斉彬役/西岡德馬

西洋の文化・技術・世界情勢に精通し、勝麟太郎をも心酔させた名君・島津斉彬。「SHOGUN 将軍」で真田広之演じる主人公の側近を演じたことも記憶に新しい西岡は、大河ドラマへの出演が今回で10作目となる。
【大河ドラマ出演歴】
第23作「春の波涛」・・・東儀秀治役
第26作「武田信玄」・・・北条高広役
第27作「春日局」・・・松倉重治役
第28作「翔ぶが如く」・・・赤山靱負役
第29作「太平記」・・・長崎高資役
第34作「八代将軍吉宗」・・・松平信祝役
第38作「元禄繚乱」・・・荒木十左衛門役
第40作「北条時宗」・・・足利泰氏役
第46作「風林火山」・・・直江実綱役
コメント全文
中村倫也
熱をどれだけ表現できるか。
世界情勢の中、それぞれの正義を胸に、走り、ぶつかり、渦巻いた幕末の動乱。あるものは沈着に。あるものは苛烈に。しかしそのどれも、今の僕らには想像もつかないような使命感を帯びていたのだと感じます。
様々な資料を通じて学んだこと。実際に萩を訪れて感じたこと。今作における、吉田松陰という〝熱源〟を魅力的に提示できるよう、最大限を尽くしたいと思います。
寛一郎
「おもしろき こともなき世を おもしろく」。
僕が高杉晋作という人物に惹かれる理由の一つが、この言葉にあるように思います。
これまでもさまざまな作品で描かれ、多くの人に愛されてきた高杉晋作という人物を演じさせていただくことに、嬉しさと同時に緊張も感じています。
今回の作品の中で、彼がどんな人物として立ち上がっていくのか、僕自身、まだその全貌は見えていません。だからこそ、これから彼の人生や言葉に触れながら、自分なりの高杉晋作を見つけていきたいです。
斎藤工
島津久光という人物を知るほど、幕末の大きなうねりの中で果たした役割と、その一方で兄・斉彬の陰に隠れ、語られることの少なさに惹かれます。
兄の遺志を背負い、侮られ、理想を阻まれながらも時代の中心へ進んでいく。決して一直線ではない久光の人間臭さも含め、大河ドラマという長い時間の中で丁寧に生きたいと思います。
西岡德馬
テレビが未だモノクロ画面だった頃の大河ドラマ「花の生涯」「赤穂浪士」を食い入る様に観ていたのを懐かしく思い出す。いつの日か自分も大河に出たい、その思いは通じ1985年の「春の波涛」以来今回の「逆賊の幕臣」は、記念すべき十作目に当たる。色々な人物を演らせて頂いた。殊に記憶に残るのが1990年の「翔ぶが如く」、薩摩藩・島津斉彬公の重臣・赤山靱負役です。西郷隆盛に薫陶を与えた人物で最後は責任を取って自刃した。
その切腹シーンは、観た人から「あれは感動的だったね、第一話目で一番良い役だよ」と言われた嬉しさは、今でも忘れない。さてさて、その薩摩藩の名君、斉彬公が今回の私の役どころ、「これはもう、運命的なものを感じます!」
制作統括・勝田夏子
今回は、薩摩藩・長州藩の人々。いわゆる「幕末の志士」とそのゆかりの皆さんで、歴史上の有名人ばかりです。
松坂桃李さん演じる主人公・小栗忠順の儒学の師・安積艮斎を中村雅俊さんが演じますが、艮斎先生の門下に実際に吉田松陰と高杉晋作がいたのにはびっくりです。
中村倫也さん演じる吉田松陰は、松下村塾でもこんな風に場を掌握していたのかと想像が膨らむ弁舌家ぶり。
惚れ惚れするようなセリフ回しと、若き小栗との邂逅をお楽しみに。
寛一郎さん演じる高杉晋作は、はじめは師・松陰を慕う若き青年として登場しますが、やがて大胆かつ過激な行動力を発揮していきます。その危うい振れ幅をご堪能ください。
一方の薩摩勢は、はじめは大沢たかおさん演じる勝麟太郎と出会います。
斎藤工さん演じる島津久光は、一度も薩摩を出たことがない身でありながら、江戸にやってきて幕府を揺るがします。有能さとあか抜けなさ、二面性の裏にある葛藤が見どころです。
そして、ドラマ「SHOGUN 将軍」も記憶に新しい西岡德馬さんが演じるのは、島津斉彬。勝をも心酔させた希代の名君として、その近代化構想のスケール感と圧倒的なカリスマ性を余すところなく表現してくださいます。
若き日に出会って純粋な気持ちで語りあうも、やがて時や立場に引き裂かれていく人の世の無常。
それぞれが真剣に未来を考え、愛憎入り乱れるドラマをご期待ください!
「逆賊の幕臣」は2027年1月10日(日)より毎週日曜午後8時~NHK総合にて放送。



