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輝きたい女子に贈る3本の映画〜ヒロインたちが教えてくれたこと〜パーソナルプロデュースのプロが進める「輝きたい女子へのヒント」

江戸・昭和・平成いつの時代も女性は強く美しい

自分の気持ちに正直に生きたい~時を超える女性たちの願い

激しく身を焦がす恋。たとえそれが、社会的には許されないことでも、思わず心が惹かれてしまうことがある…。そこには、時代を超えても変わらない女性たちの想いがある。

直木賞を受賞した、中島京子さんのベストセラー小説『小さいおうち』。昭和10年代の日本。そこには、懐かしく美しい昭和モダンの世界が広がっている。

松たか子さん演じる一家の妻・時子は、凛とした美しさと優しさを兼ね備えた女性。そして、その家に女中として奉公する女性・タキを演じるのは、黒木華さん(平成時代を倍賞千恵子さん)。立場の違う2人の女性の、“秘密”を巡る人生を通して、昭和初期~戦時下を生き抜く日本人の生き様を描いた詩情あふれる名作。

日本が勝利を思い描いて、戦争へと突入した頃…男が男であり、女が女であった時代。男性は国が栄えるためにと仕事に励み、若き男子は戦地へ出向き、そして女性は男性を支え、子供を育て、贅沢を禁じられながら、ささやかな暮らしを守った。「男って、いやね。仕事と戦争の話ばかり。」そんな男性像や社会のあり方へひそかに反発する時子のもとに、ある日現れたのが、芸術家肌で心優しい青年・板倉(吉岡秀隆)だった。

母として妻として、清く正しく生きていきたい想いと、ひとりの女性として、心惹かれる男性と時間を共にしたいという葛藤。厳しい戦時下においても、自分の気持ちに正直に生きていきたいと願う等身大の女性の姿が描かれている。

会社の重役の妻でありながら、板倉に恋心を寄せる時子。許されぬ恋と知りながら、人目を忍んで逢瀬(おうせ)を重ねる。

山田洋次監督がこだわって演出したという、台風の夜、板倉と時子が手を取り合うシーンは、ドキドキが止まらない。だめだと分かっていても、時に止められない恋がある。誰だって、説明のつかない熱い感情に、心が捕らわれてしまうことがあるのだ。

映画は、倍賞千恵子さん演じる晩年のタキの回想でつづられる。奥様の許されぬ恋を知り、ある重大な行動に出たタキ。当時を思い出しながら自叙伝を綴っていたタキの筆が止まり、思わず号泣してしまうシーンでは、彼女の秘めた思いの深さが伝わってきて、観る者も思わず涙がこぼれてしまう。

自分の母や祖母に、なかなか秘めた恋愛の思い出を聞くことはできないけれど、この映画を見ると、女性なら誰にでも、ひとつやふたつ、忘れられない恋の思い出があるのかもしれないと思える。

仕事に、そして恋愛に、家庭に…生き方の選択肢が広がった現代女性にこそ、激動の昭和を生きてきたこの世代の女性たちから学ぶことが多いはず。

ヒロイン時子の人生を通じて、いつの時代も自己実現したいと願った女性たちがいたこと、その願いは時を超えて、今を生きる私たちの生き方にも通じていること、を感じずにはいられない。歴史の中を生きてきた、名も知らぬ数多くの女性たちから現代へつながるルーツを感じながら、「明日はもっと前向きに、もっと自分らしく生きていこう」と前へ踏み出す力を、全ての世代の女性たちへこの作品は与えてくれるはずだ。

【ヒロインが教えてくれたこと】

どんなときも、今を生きよう。今、気持ちを伝えよう。明日はないかもしれない。情熱的に生きたい想いは、本来は誰もがもっているもの。どんな時も、どんな状況下でも、人生の選択は自分次第。現代は自分の生き方を自分で選べる時代なのだから、思い切ってその選んだ道を突き進んでいこう。傷つくことを怖れず、未来のために。“命短し恋せよ乙女”!自分の気持ちに正直に生きることが、必ず後悔のない人生につながるはず。 生田サリー

『小さいおうち』公式サイトはこちら≫

©2014「小さいおうち」製作委員会

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自分の気持ちに正直に生きたい~時を超える女性たちの願い

激しく身を焦がす恋。たとえそれが、社会的には許されないことでも、思わず心が惹かれてしまうことがある…。そこには、時代を超えても変わらない女性たちの想いがある。

直木賞を受賞した、中島京子さんのベストセラー小説『小さいおうち』。昭和10年代の日本。そこには、懐かしく美しい昭和モダンの世界が広がっている。

松たか子さん演じる一家の妻・時子は、凛とした美しさと優しさを兼ね備えた女性。そして、その家に女中として奉公する女性・タキを演じるのは、黒木華さん(平成時代を倍賞千恵子さん)。立場の違う2人の女性の、“秘密”を巡る人生を通して、昭和初期~戦時下を生き抜く日本人の生き様を描いた詩情あふれる名作。

日本が勝利を思い描いて、戦争へと突入した頃…男が男であり、女が女であった時代。男性は国が栄えるためにと仕事に励み、若き男子は戦地へ出向き、そして女性は男性を支え、子供を育て、贅沢を禁じられながら、ささやかな暮らしを守った。「男って、いやね。仕事と戦争の話ばかり。」そんな男性像や社会のあり方へひそかに反発する時子のもとに、ある日現れたのが、芸術家肌で心優しい青年・板倉(吉岡秀隆)だった。

母として妻として、清く正しく生きていきたい想いと、ひとりの女性として、心惹かれる男性と時間を共にしたいという葛藤。厳しい戦時下においても、自分の気持ちに正直に生きていきたいと願う等身大の女性の姿が描かれている。

会社の重役の妻でありながら、板倉に恋心を寄せる時子。許されぬ恋と知りながら、人目を忍んで逢瀬(おうせ)を重ねる。

山田洋次監督がこだわって演出したという、台風の夜、板倉と時子が手を取り合うシーンは、ドキドキが止まらない。だめだと分かっていても、時に止められない恋がある。誰だって、説明のつかない熱い感情に、心が捕らわれてしまうことがあるのだ。

映画は、倍賞千恵子さん演じる晩年のタキの回想でつづられる。奥様の許されぬ恋を知り、ある重大な行動に出たタキ。当時を思い出しながら自叙伝を綴っていたタキの筆が止まり、思わず号泣してしまうシーンでは、彼女の秘めた思いの深さが伝わってきて、観る者も思わず涙がこぼれてしまう。

自分の母や祖母に、なかなか秘めた恋愛の思い出を聞くことはできないけれど、この映画を見ると、女性なら誰にでも、ひとつやふたつ、忘れられない恋の思い出があるのかもしれないと思える。

仕事に、そして恋愛に、家庭に…生き方の選択肢が広がった現代女性にこそ、激動の昭和を生きてきたこの世代の女性たちから学ぶことが多いはず。

ヒロイン時子の人生を通じて、いつの時代も自己実現したいと願った女性たちがいたこと、その願いは時を超えて、今を生きる私たちの生き方にも通じていること、を感じずにはいられない。歴史の中を生きてきた、名も知らぬ数多くの女性たちから現代へつながるルーツを感じながら、「明日はもっと前向きに、もっと自分らしく生きていこう」と前へ踏み出す力を、全ての世代の女性たちへこの作品は与えてくれるはずだ。

【ヒロインが教えてくれたこと】

どんなときも、今を生きよう。今、気持ちを伝えよう。明日はないかもしれない。情熱的に生きたい想いは、本来は誰もがもっているもの。どんな時も、どんな状況下でも、人生の選択は自分次第。現代は自分の生き方を自分で選べる時代なのだから、思い切ってその選んだ道を突き進んでいこう。傷つくことを怖れず、未来のために。“命短し恋せよ乙女”!自分の気持ちに正直に生きることが、必ず後悔のない人生につながるはず。 生田サリー

『小さいおうち』公式サイトはこちら≫

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