孤児院で暮らす、ひとりぼっちの少年・ルイス(ダニエル・ハンセン)。才能溢れる彼の最新の大発明は、≪メモリー・スキャナー≫という名の、忘れてしまった記憶を甦らせる装置だった。ルイスは赤ちゃんの頃の自分の記憶を甦らせ、母親がなぜ自分を捨てたのか、その理由を知ろうと考えたのだった。しかし、メモリー・スキャナーは山高帽を被った謎の男(スティーヴン・J・アンダーソン)に盗まれてしまい、絶望したルイスは発明そのものを諦めようとした…。そのとき、ウィルバー・ロビンソン(ウェズリー・シンガーマン)と名乗る不思議な少年が現れ、ルイスをタイムマシンに乗せ未来へと連れていった。そこで待っていたのは、ひとり暮らしの素晴らしい発明家によって建設された夢の未来都市と、ウィルバーの個性豊かな家族たち。彼らの温かな励ましによって、ルイスは再び発明家を目指す決意をし、ウィルバーと共に山高帽の男からメモリー・スキャナーを取り戻そうとする。それは、未来世界の運命を左右し、ルイス自身の驚くべき秘密を明らかにする冒険の始まりだった…。
スティーヴン・J・アンダーソン