「突然ではございますが、昭和25年の開館以来半世紀以上にわたって地元の皆様に愛され親しまれて参りましたオリヲン座は、誠に勝手ながら今秋をもちまして閉館いたす事と相成りました」――。昭和30年代、映画館「オリヲン座」の館主・豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、その弟子・留吉(加瀬亮)が彼の遺志を引継ぎ、松蔵の妻・トヨ(宮沢りえ)とともに映画館を守ることになった。古い時代には、周囲の人々から“師匠のかみさんを寝取った若主人”、“不義理な女将”と陰口を叩かれた2人だったが、映画産業が斜陽化し始めても、貧乏に耐えながら互いを思いやり、映画の灯を照らし続けていくのだった。一方、そんなオリヲン座を一番の遊び場にしていた幼い子供たちがいた。祐次(田口トモロヲ)と良枝(樋口可南子)は、毎日映写室の小窓から名画を覗いて成長し、やがて大人になって東京で結婚生活を送っていた。しかし時とともに、互いを思いやる心を忘れ、別れを決意することとなった2人。そんな彼らのもとに、一通の招待状が届くのだった。国民的人気作家である浅田次郎の同名小説の映画化作品。
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迫る11月14日(水)に10周年を迎えるシネマカフェ。これを記念し、過去10年の映画史とシネマカフェの歴史をふり返る、シネマカフェ10周年特集が先週よりスタート。第2週目を迎え、'00年から'02年までの映画史の登場に、第1弾の豪華な顔ぶれに加え新たな2人から届いたお祝いメッセージ第2弾が公開された。
先日開催された東京国際映画祭でも特別招待作品として上映され好評を博した『オリヲン座からの招待状』。先代館主・松蔵が亡くなり、残された美しい妻・トヨと共に映画館・オリヲン座を守っていこうとする留吉。“先代の妻を寝取った”と陰口を叩かれながらも、オリヲン座を守り、トヨを支え続ける彼を演じた加瀬亮に話を聞いた。
季節の移ろいが美しい京都の街にひっそりと佇む、昔ながらの映画館「オリヲン座」。この映画館を守り抜こうとする男と女、そして彼らを取り巻く人々のドラマを優しく描いた『オリヲン座からの招待状』。浅田次郎の人気短編小説を原作にした本作が11月3日(土・祝)に公開を迎えた。初回上映後の舞台挨拶に、主演の宮沢りえ、加瀬亮と原田芳雄、そしてメガホンを取った三枝健起監督が登壇した。
時代に翻弄されながらも、映画を愛し、映画館を守り続けた二人の男女の愛と優しい奇跡を描いた感動作『オリヲン座からの招待状』。10月26日(金)、特別招待作品として出品された本作の記者会見に宮沢りえ、原田芳雄、三枝健起監督が出席した。
京都を舞台に、時代に翻弄されながらも映画館を守り続ける2人の男女の愛を描いた『オリヲン座からの招待状』。10月11日(木)に本作の完成記者会見が行われ、主演の宮沢りえに加瀬亮、宇崎竜童に樋口可南子、原田芳雄、中原ひとみ、そしてメガホンを取った三枝健起監督に原作の同名小説を手がけた浅田次郎が出席した。