1980年ロンドンのライブハウスで、今日も「ジョイ・ディヴィジョン」が多くの観衆の前で演奏している。だが、バンドのカリスマ・ヴォーカル、イアン・カーティス(サム・ライリー)は突然痙攣を起こしては倒れてしまう。数年前から原因不明のてんかんを患い、自分をコントロールできずに苦しんでいたイアン。そして彼は米国ツアーに出発する朝、23歳の命を自ら断つことを決意する…。イギリスの伝説のロック歌手、イアン・カーティスの短くも波乱に満ちた生涯を描く。
アントン・コービン
ジョージ・クルーニーが先週9日、G8首脳会議開催中のイタリアのラクイラを訪問、4月に起こった大地震の被災地の復興に手を貸すと宣言した。
現在、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』が大ヒット公開中のニコール・キッドマン。先月、プロモーションのため来日したばかりの彼女が大絶賛する映画が、日本でまもなく公開される。その映画とは、サム・ライリーとサマンサ・モートンが出演する、イギリスの伝説のロック歌手、イアン・カーティスの短くも波乱に満ちた生涯を描いた『コントロール』。
人気絶頂のバンド「ジョイ・ディビジョン」のヴォーカリストとして称賛を浴びながら、23歳で夭逝したミュージシャン、イアン・カーティス。1980年5月18日、全米ツアー出発の朝、なぜ彼は自らの手で人生の幕を下ろしたのか——? 映画『コントロール』はイアンの妻・デボラによる手記を基に、生前の彼と親交があった世界的なロックフォトグラファー、アントン・コービンが儚くも美しい彼の生涯を描いた作品。本作でイアンに扮し、その演技が各国の映画祭でも絶賛されたサム・ライリーに話を聞いた。
UKロックの草分け的存在「ニュー・オーダー」の前身であり、いまや伝説となったパンクロック・バンド「ジョイ・ディヴィジョン」。そのヴォーカルであり、23歳という若さで自ら命を絶った天才アーティスト、イアン・カーティスの波乱の生涯を描いたのが、『コントロール』である。この公開に先駆けて、ロック・フォトグラファーとしてU2、デヴィッド・ボウイなど名だたるアーティストを撮り続けてきた、アントン・コービン監督がプロモーションのために来日。1月10日(木)に、記者会見、そしてタワーレコードの「NO MUSIC NO LIFE」のポスターでもおなじみのカメラマン、平間至さんとのトークショーイベントが行われた。