昭和38年、美智代(小雪)は、離婚して故郷である九州の炭坑町に小学4年生の息子・守(池松壮亮)を連れて帰ってきた。美智代は、炭坑で働く若者たちに興味の目で見られ、守も転校してきた小学校で、まわりの子供たちから奇異な目で見られる。そんなある日、守は悪ガキたちに囲まれ、お金を巻き上げられそうになる。そのとき、町で知らないものはいない札付きの少年・信一(石田卓也)が悪ガキたちをぶっ飛ばして追い払う。叔父夫婦に疎まれながら育てられていた信一。この出来事をきっかけに、母親のように優しい心をもつ美智代に淡い恋心にも似た感情を抱くようになる…。辻内智貴の同名小説を原作に、年の差を越えた純愛を描いた物語。
平山秀幸
昭和の炭坑町を舞台に、その時代を知らない若い層にも「懐かしさ」と「郷愁」を感じさせる物語を紡ぎ出す映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』。今年の春、物語の舞台となった福岡での先行上映で大盛況を記録した本作がいよいよ全国公開を迎える。当然のことながら、多くのキャスト陣も昭和30年代の終わりから綴られるこの時代を肌で知っているわけではないのだが、“昭和の匂い”をしっかりと感じさせてくれる。タイトルロールの“信さん”を石田卓也が、そしてその信さんを兄のように慕う守を池松壮亮が演じている。映画の公開を前に、2人がこの作品にこめた思いを聞いてみた。
映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』の完成披露試写会が10月28日(木)、東京・港区のスペースFS汐留で行われ、主演の小雪、共演の大竹しのぶ、石田卓也、池松壮亮、平山秀幸監督らが出席した。
スキンケアブランド「SK-II」の30周年記念記者発表会が1月26日(火)に都内で開催され、女優の桃井かおりに小雪、そしてオスカー女優でこの日のために来日したケイト・ブランシェットにカリーナ・ラウなど総勢10名の“SK-IIアンバサダー”が出席。小雪さんには報道陣から俳優の松山ケンイチとの交際についての質問が飛び、小雪さんは無言ながら笑顔を浮かべるひと幕も見られた。
昭和30年代の九州の炭鉱町を舞台に、母を知らない少年・信さんと彼を母親のように見守り続けた女性・美智代の“20歳差”の純愛を描いた『信さん』。『しゃべれども しゃべれども』、『やじきた道中 てれすこ』の平山秀幸監督の指揮の下、映画初主演となる小雪を迎え、本作の撮影が9月より福岡県田川市など九州各地で行われている。10月16日(木)、撮影中の平山監督と小雪が揃って、ロケ地にて作品について語ってくれた。