体にいいオーガニック・フードと、スーパーに並ぶお手頃価格の“フード”。同じ野菜や肉にもかかわらず価格にこれ程差があるのはなぜなのか? かつて、アメリカサイズのダイナミックな農業スタイルは、より安く、効率良く食べものを収穫するためのものだったはず。しかし、それが生み出したのは、数社のみが莫大な利益を得る業界のおかしな構造と、苦しい下請け農家、未だ日本でも表示が義務付けられていない“遺伝子組み換え食品”の問題…。笑えない事実と矛盾を突きつけ、オーガニック・フードの本当の価値を訴えていく、フード・ドキュメンタリー。
ロバート・ケナー