第二次世界大戦末期。海軍での海外赴任から戻った帰還兵のフレディ・クエルは、デパートでのカメラマンとして一般生活に戻ったが、戦地でハマったアルコール依存を断ち切れず、職場で問題を起こしてしまう。その後も普通の生活に適応できず、放浪生活をしていた彼は、あてのない旅に出た。密航した船で「ザ・コーズ」という教団に遭遇し、その船の主であり、指導者であるランカスター・ドッドに迎えられる。そこからフレディの人生は180度変わる。ドッドはあるメソッドで悩める人々の心を解放し、カリスマ的な人気を得ていた指導者だった。フレディは次第にその右腕として地位を得ていくが、その陰にはドッドの妻が潜んでいて…。
ポール・トーマス・アンダーソン