あまね出版「ZooE」の編集部で働く米田青子は、仕事もプライベートも充実している。そんな青子の彼氏、久保勇輔は、2年前に奥さんを亡くし、一人娘かりんがいる。かりんは11歳だが、普通の女の子よりも少しマセていて、お母さんのことを大切に思っている。忙しい時、悩んでいる時、はっきり言って面倒くさい…月に一回のものがやってくる。 締切り間近の編集部で、青子の後輩の山内裕は、担当しているエッセイの先生と連絡を取れなくなって困っていた。さらに、上司の渋谷誠に休載するつもりなのかと迫られる。山内は休載を避けるべく、以前から面白いと思っていた“煮え湯飲み子”を青子と一緒に探すことに。
品田俊介
赤松新