現代のノアの箱舟には、欲望しか存在しなかった。元軍艦がクルーズ船として出航、国も年齢も職業も様々な人々は大海原の航海を楽しんでいたが、船は異次元へと入り込んでしまう。生き残りをかけ人々はエゴをむき出しにしていくが、最後に残るものは…。強烈な設定で描き出されるディストピア。本作がキム・ギドクの遺作となる。
キム・ギドク
『嘆きのピエタ』では第69回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(最高賞)に輝いた、韓国を代表する監督キム・ギドク(59歳)が、現地時間12月11日、滞在中のラトビアで新型コロナウイルスの合併症により死亡した。
第68回ベルリン国際映画祭パノラマ・スペシャル部門の招待作品『人間の時間』から、藤井美菜、チャン・グンソク、オダギリジョーらがむき出しの欲望を見せる予告編が解禁された。
藤井美菜、チャン・グンソク、オダギリジョーら日韓の人気俳優たちによる豪華競演による『人間の時間』が、2020年3月に公開決定した。