カーレーサーのフランソワ・オランは親友のドライバーと組んで八百長を企てるが、レース中に事故を起こして親友が死亡し、その殺害の嫌疑をかけられてA級ライセンスを剥奪されてしまう。数年後、オランは銀行強盗団の運転手にまで落ちぶれており、一味のボスであるフランソワ・カンテールと名前が同じであるため、仲間たちからは「オー」と呼ばれていた。ある日、カンテールが拳銃の暴発で死んでしまう。オランは組織のボスになろうと画策するが仲間に見下され、一匹狼として生きることを決意。やがて彼は“アルセーヌ・ルパン+アル・カポネ=オー”と新聞でもてはやされ、暗黒街で名をあげていくが…。
cocoレビューを見るロベール・アンリコ