今世紀初め、若く美しい未亡人ルーシーは姑や小姑との同居を嫌って、幼い娘と永年の付き合いの家政婦を伴い、幽霊の出るという海岸沿いの邸を格安で借りる。するとやはり幽霊が出てしまう。だが、そこの以前の持ち主ダニエル船長の幽霊に、気丈なルーシーは驚かず居住権を確保。しかし、亡き夫の資産運営に姑らが失敗し仕送りが断たれ、生活は苦しい。そこで船長は自分の武勇伝を小説に書かせ、彼女名義で発表するように助言する…。
ジョセフ・L・マンキウィッツ