蕗子に一目惚れした日下五郎は、許嫁の弥生を捨てて駆け落ちすることで両親に結婚を認めさせる。それから1年が過ぎ、蕗子の従順さに飽き足らなくなった五郎は弥生に求愛するが、蕗子のことを哀れんだ弥生はそれを拒否した。父から無責任さを責められた五郎は蕗子と心中するつもりで旅立つ。
成瀬巳喜男