7月5日。高校生の森崎明日香は、学校にいるはずのない幼い少女から「私のカラダ、サガシテ」と言われる。違和感を覚えつつも、いつも通り一日を終えようとしていたが、深夜0時を迎えた瞬間、気づくと明日香は深夜の学校にいた。そこには、幼なじみの高広と、普段接点もないクラスメイト4人がいた。そしてそこへ突如、全身血だらけの少女“赤い人”が現れ、全員を惨殺していった…。 全てが終わったかと思ったそのとき、明日香はベッドで目を覚ます。しかしそこは、7月5日の朝だった。その日から明日香たちは、同じ日を繰り返すことに。明日を迎える唯一の方法は、校内に隠されたとある少女のバラバラの“カラダ”を全て見つけ出すことだった――。
羽住英一郎