若いカップル、グイニーとチェンフォンは、引っ越した新しいアパートで巨大な赤いマットレスを発見する。グイニーは本を置くためにマットレスを捨てたがるが、チェンフォンは応じない。彼が仕事の面接に出かけている間、グイニーは置かれたままのマットレスと共にアパートに取り残される。怠惰で芸術家としての自分のキャリアに無頓着な恋人、情熱のないセックス、散らかった部屋…。グイニーは自分の空間と自由を取り戻すために、捨てなければならないものに気づく。
シエ・イーラン