首都ダッカで救急車運転手として働くサイフル。ジョムナ川流域の中洲にある故郷では家族が壊滅的な洪水被害に遭っているが、仕事で帰ることもできない。一方、ダッカでの過酷な生活の中で、彼は一時の誘惑に負け、問題ある結婚生活に陥る。2人の妻の間で狼狽え、気鬱な仕事と不運な出来事に見舞われるサイフルは、文字通り、そして比喩的にも、足元を固めることができない。追い詰められたサイフルは危険な仕事に手を出すが、良心の呵責と貧困との間で消耗戦を強いられる。
モハンマド・ラッビ・ムリッダ