安全なはずの『加湿器殺菌剤』は、私の子供と妻をゆっくりと殺している。ある日、大学病院で救急救命室の医師をしているテフンの息子・ミヌが意識を失い、病院に運び込まれ、肺が硬くなる“急性間質性肺炎”と診断される。一方、息子に何もできないという絶望の最中、突然妻・ギルジュが同じ肺の病気で亡くなってしまう。妻の突然死を不審に思い、テフンと義妹のヨンジュは調査を始めたところ、日常的に使用している加湿器用の殺菌剤が原因であることを突き止める。世界的な企業であるオーツー社は、自社製品に有害な化学物質が含まれていることを隠して、過去 17 年間販売してきたのだ。テフンと多くの被害者たちは、真実を明らかにするためにオーツー社に立ち向かう。
チョ・ヨンソン