霧深い闇の奥から⻤⽕の灯りに照らされて、⼀台のタクシーが現れる。ハンドルを握るドライバーは、正体不明の謎に包まれた男、「怪⽊焚朗」。漆⿊のタクシーは夜霧を蹴散らし、この世とあの世の次元の間にある怪奇の世界へ案内を始める。地⽅局のレポーター遠野えみはある街の夜景が綺麗なデートスポットの⾼台について、若者の間で奇怪な噂が広まっていることを聞かされる。⾼台のカーブに差し掛かったカップルを乗せた⾞が、不可解な事故に遭遇するというのだ。取材クルー達は事故現場の取材を開始するが(第⼀話 カーブの⼈⾷い⾃動⾞)⽣活評論家としてテレビやラジオで⼤⼈気の⼭咲恵⾥⼦は、⼼臓に病を抱えていた夫が発作を起こした際、違法駐⾞していた⾞が渋滞の原因となり、救急⾞が病院に間に合わず亡くなってしまったことをトラウマとして抱え込んでいた。違法駐⾞をテーマに講演が企画され、恵⾥⼦はトラウマを乗り越えるためにも出演することを決意する。講演中、とある男性が挙⼿し、当時の発作が起きた状況について質問を始める(第⼆話 違法駐⾞評論家)⽣⽊秀⼀はとある秘密を抱え、常に⼈⽬を気にしながらアパートに暮らしている。ある⽇、バス会社からミステリーツアーの特別招待券が届く。⽣⽊は⾃分にツキが回ってきたと喜び、参加を決意するが、ツアーでは次々に異変が起こる。謎のバスガイドの思惑とは?戦慄と狂気を乗せたバスの⾏き着く先は︖(第三話 ミステリー・ツアー)
岡本英郎