街角の小さな食料品店で働くウォルトの前に突然現れた青年・ジョニー。メキシコからの不法移民でストリートチルドレンとして生きるジョニーの野生的な美しさに、ウォルトは一気に引き込まれる。日に日に彼への想いは募るが、2人には共通の言語がなく、その想いは一方通行のまま行き止まりに。そんな折、2人に最悪な夜が訪れる…。詩人ウォルト・カーティスの自叙伝を原作に、不法移民の少年たちへの感情が、ポエティックな映像の中に表出された知られざる傑作。ガス・ヴァン・サントの長編映画デビュー作。『ドラッグストア・カウボーイ』、『マイ・プライベート・アイダホ』へと続く“ポートランド三部作”の第1作目。
ガス・ヴァン・サント