アルメニア人の映画監督エドワード・サロヤンは、新作映画を撮るためにカナダのトロントにやって来た。映画の内容は、1915年にアララト山の麓で起きたアルメニア人虐殺についてだった。彼はこのテーマを映画化するにあたり、アルメニア人の画家ゴーキーに注目し、彼の研究で知られる美術史家アニに顧問を依頼する。アニの夫もアルメニアでトルコ政府に対してテロを企て殺されている。父の死に疑問を抱いていたアニの息子ラフィは、映画をきっかけに真実を知るためアララトへと旅立つが...。
アトム・エゴヤン