1956年ハリウッドスター・マリリン・モンローが、ローレンス・オリヴィエ監督・主演の『王子と踊り子』撮影のため、ロンドンにやってくる。映画スタッフからも、国民からも歓迎されるマリリンであったが、初めての海外での撮影のプレッシャーや夫・アーサー・ミラーとの確執により、毎日撮影に何時間も遅刻するようになる。歓迎ムードだった周囲の態度が急変し、特にオリヴェエはマリリンに冷たくあたる。マリリンは、第三助監督のコリンになぜ皆の態度が冷たくなった理由を聞くと、客観的で的確な答えをもらう。それ以来コリンのことを信用し、次第に2人は親密な関係に発展していくが…。
サイモン・カーティス