19世紀末、ロンドン。若き弁護士・アーサー(ダニエル・ラドクリフ)は、4年前に愛妻ステラを亡くして以来、失意のどん底にいた。そんなある日、最近他界したアリス・ドラブロウ夫人の“イールマーシュの館”に赴き、彼女の遺言書を見つけ出すことを命じられたアーサーは、一人息子をロンドンに残し、田舎町クライシン・ギフォードにやって来る。ところが、館にはただならぬ陰鬱なムードが漂い、謎めいた“黒衣の女”が出没する。やがてこの館の忌まわしい過去と、街の子供たちが相次いで変死している事実を探り当てたアーサーは、自らも恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれる…。
ジェームズ・ワトキンス