原作ファンの賛否やいかに? 村上春樹の「ノルウェイの森」が遂に映画化!

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村上春樹著「ノルウェイの森」(講談社刊)
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総累計発行部数870万部を誇るあの大ベストセラーが、出版からおよそ20年を経て遂に映画化! デビュー以来、30年近くにわたってベストセラーを世に送り出し、国内にとどまらず世界中に読者を持ち、近年ではノーベル文学賞の候補としてもその名が挙げられる作家の村上春樹。彼の生み出した数々の名作の中でも、空前の大ベストセラーを記録した「ノルウェイの森」(講談社刊)がこのたび映画化されることが決まった。

「ノルウェイの森」は1987年に発表され、国内発行総累計部数は870万部を誇り、36言語に翻訳されて世界中で出版されている。原作では、親友を自殺で失った青年と、その親友の幼なじみで恋人でもあった少女の存在を軸に物語が展開され、若者たちの再生と喪失、生と死、性、青春の中での苦悩などが独特の文体の中で表現されている。

今回の映画化は、映画配給会社のアスミック・エース エンタテインメント株式会社の創立25周年記念事業として実現したもので、同社がフジテレビと共同で製作。デビュー作『青いパパイヤの香り』が各国の映画祭で絶賛され、続く『シクロ』で1995年の第52回ヴェネチア国際映画祭のグランプリ(金獅子賞)を受賞し、2001年に劇場公開された『夏至』も非常に高い評価を受けたトラン・アン・ユン監督がメガホンを取ることがすでに決定している。

村上さんは当初、映画化の申し入れに「『ノルウェイの森』は自分にとっても特別な作品であり、映像化は無条件にOKという訳にはいかない」と考えていたが、村上さん自身、トラン監督の作品が好きで「とにかく会ってみようと思った」というところから企画が少しずつ動き出したという。

トラン監督は映画化決定の発表に際し、マスコミに向けて「『ノルウェイの森』は、青春の満たされない渇望、過激な主張、死の選択、大人に向かう道程など、誰もがたどる人生の経験を描いた作品。原作は力強く繊細で、激しさと優雅さが混沌としていて、官能的かつ詩情にあふれています。映画化したいと直感しましたが、それが原作の素晴らしさと豊かさの正当な評価に繋がるであろうと信じています」とのコメントを発表。多くの読者に愛され続けてきた作品とあって、映像化された作品がファンの厳しい視線にさらされることは必至。いまだ決定していないキャストに関しても注目が集まる。

いまから完成が楽しみな『ノルウェイの森』。クランクインは2009年2月を予定、公開は2010年、全国東宝系にて。
《text:cinemacafe.net》

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