『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛

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『ノルウェイの森』 -(C) 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン
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  • ジョニー・グリーンウッド
映画『ノルウェイの森』でサウンドトラックを担当しているイギリスの人気バンド「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドが、今回のサウンドトラックに込めた思いを明かすと共に、主演の松山ケンイチの演技に対して称賛の言葉を送っている。

ジョニーといえば、いま世界で最も強い影響力を持つバンドのひとつ、レディオヘッドでトム・ヨークと共に作曲を手がけ、その中核を担うマルチプレイヤー。2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のサウンドを担当し、英国アカデミー賞やグラミー賞の候補に名を連ねた。

そのジョニーが今回、村上春樹の大ベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』のサントラを担当。ちなみにトム・ヨークが村上春樹の大ファンであることは広くファンの知るところだが、ジョニーも今回のオファーが届く以前から「ノルウェイの森」は読んでいたという。

原作について、そしてこの物語に“音”をつけるという作業について、ジョニーは独特の表現でこう感想を語る。「僕としてはこの物語の音として、すごく宙ぶらりんになった状況をいろいろ音にしようとしたけどね。何て言うのかな…登場人物が大人になれずにいる状況っていうのかな。思春期と大人との狭間にいて、どこか不完全な状態のままでいるっていう印象が強いから。だから、音もやっぱりそういうところを形にしたかったんだよね。ためらいとか、不確実な気分を表しつつも、決して惨めだったり、悲しいものではないんだ。むしろ明るさがあるし、すごくロマンティックなもので、たくさんロマンスもあるっていう…。ただ、なにひとつとして決して解決されることはないし、終わりもしなければ、確定もしないという。だから、今回の音を書いている間は、基本的にいま話したような単語がウヨウヨと頭の周りに浮いていたんだよ」。

また、クリエイティビティが刺激されたシーンについてジョニーは、「たとえば、緑とワタナベがカフェテリアの外で雪の中、語り合うところとか。このシーンのロマンティックな佇まいはすごくインスピレーションを与えてくれたな。それと、この作品が持つ独特なユーモアにもすごく助けられたかな。というのは、この映画を暗い作品として捉えるのはすごく簡単なことなんだけど、でもそれと同時に描かれている微笑ましいこととか無垢さとかが、僕はすごく好きなんだよ」と明かしてくれた。

さらに、完成した映画を観ての感想を尋ねると「映画としても美しいし、物語も美しいし、だから、ほとんど完璧だね。個人的に本当に驚いたのは、この本が大好きな人はきっと映画も大好きになるだろうなっていうこと。それはすごく稀なことだからね。だから、本当に良かったと思うよ」と絶賛。特に中心人物であるワタナベ(松山ケンイチ)、直子(菊地凛子)、緑(水原希子)の3人について「演技はものすごい迫力があると同時に繊細さも兼ね揃えていて、実に素晴らしかった。特にワタナベ役は演じるのが難しかったはず。映画で思慮深い役柄を見ていると、つまらなくなりがちだけど、彼(松山さん)はあの難しい役を見事に演じていて、あの演技力にはとにかく感心したよ! とにかく完璧だった」と手放しで称賛している。

レディオヘッドとして、2007年の「In Rainbows」以来となるニューアルバムの完成が待たれるが、今回のサントラ制作はジョニーにどのような影響を与えたのだろうか? 美しくも哀しく響きわたるサウンドにも注目! 

こちらのオリジナルサウンドトラックは全国のショップにて発売中(税込:2,800円)。映画『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。

※オリジナルサウンドトラックには主題歌「ノルウェーの森」(ザ・ビートルズ)は収録されません。
《text:cinemacafe.net》

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