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エミール・ハーシュが壮絶18キロ減ダイエットで挑んだ『イントゥ・ザ・ワイルド』

エミール・ハーシュ。今年公開された『スピード・レーサー』の主役として彼の名を知った人もいれば、ヒース・レジャーと共演した青春ムービー、『ロード・オブ・ドッグタウン』で早くから注目していた人もいるだろう。若きレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせるルックスと、確かな演技力が評価される実力派俳優、エミール・ハーシュに彼が挑んだ一大ドラマ、『イントゥ・ザ・ワイルド』について聞いた。

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『イントゥ・ザ・ワイルド』エミール・ハーシュ photo:Yoshio Kumagai
『イントゥ・ザ・ワイルド』エミール・ハーシュ photo:Yoshio Kumagai
  • 『イントゥ・ザ・ワイルド』エミール・ハーシュ photo:Yoshio Kumagai
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エミール・ハーシュ。今年公開された『スピード・レーサー』の主役として彼の名を知った人もいれば、ヒース・レジャーと共演した青春ムービー、『ロード・オブ・ドッグタウン』で早くから注目していた人もいるだろう。若きレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせるルックスと、確かな演技力が評価される実力派俳優、エミール・ハーシュに彼が挑んだ一大ドラマ、『イントゥ・ザ・ワイルド』について聞いた。

「ある日、突然ショーン・ペンから電話がかかってきたんだ」

本作は名優、ショーン・ペンが監督、脚本、製作を務め、10年かけて映画化を実現した大作。将来を約束された生活の全てを捨てて、荒野へと旅立つ青年、クリス・マッカンドレスの自伝を基にしている。ショーンがこの念願のプロジェクトの主役に抜擢したのがエミールだ。
「とにかくこの映画は、自分が選んだというよりも映画に選ばれたって感じなんだ。ある日、突然ショーンから電話がかかってきて、この映画のことで話がしたいから会おう、って。『ショーン・ペンと仕事するためなら何だってやるよ!』って気持ちだった。もちろんストーリーにも強く惹かれたしね」。そう嬉しそうに話すエミール。実はショーンは『ロード・オブ・ドッグタウン』の彼を観ていて、同作の監督、キャサリン・ハードウィックにエミールの電話番号を聞いて、自らオファーをした。まさに、相思相愛なのだ。

こうして始まった、ショーンとエミールの関係。役作りについてはあまり2人で話をしていないそうで、エミールはクリスの家族と会って話を聞いたりして、クリス役を作りあげた。
「クリスの家族はとても協力的だった。それは僕が誠意を持って演じたいということを分かってくれていたからだと思う。また、彼を知っていた人たちから話を聞いたり、大学時代の彼のビデオを見て彼の話し方や声も研究した。僕はどの役を演じるときも、出来るだけリサーチをするようにしている。まるでジャーナリストのように、取材に行って聞き出して。まぁスピード(『スピード・レーサー』で演じた役)は実在した人じゃないけど(笑)」。

ほとんど飢餓状態、18キロ減の壮絶ダイエット

そうして挑んだ撮影は、まるで人生の試練かのように過酷なものだったそうだ。誰もがスクリーンの中で、彼の変わり果ててゆく姿に驚くだろう。それもそのはず、もともとぜい肉のない体から落とした体重は18キロ。その上、雪の中の撮影から激流下りまで、ハードな撮影が続いた。
「もともとそれほどアウトドア派じゃないけど(笑)、ハイキングは好きだし、体力にも自信はあった。撮影はかなり疲れたけど、でももう止めたいという気持ちにはならなかった。逆にもっとやりたいっていう気持ちになった。こういう経験は俳優にとってやっぱり重要なことだと思うんだ」。

さて、ショーン・ペンの話に戻るが、本作をきっかけに知り合ってから3年。いまや出会った頃に抱いてたショーンのイメージを思い出せないくらい、仲良くしているそう。最新作『Milk』(原題)では役者としてのショーンと共演も実現した。
「まだ(完成作を)観てなくて、自分とショーンの共演を早く観たい! 彼はとにかく素晴らしい俳優なので、彼と仕事が出来るのは物凄くラッキーだったと思う」と、真に嬉しそうに話す。ちなみにショーンの出演作で好きな映画は? 
『ギター弾きの恋』『ミスティック・リバー』かな…もう全部好きなんだけど」。

エミールがショーンと同じ名声をつかむのか、それとも超えるのか。それはまだ未知だが、これからしっかりと注目するに値する俳優であることは、ショーン・ペン本人のお墨付きだ。

最後に、『イントゥ・ザ・ワイルド』が投げかける大切なテーマについて質問。クリス・マッカンドレスが最後に気づくこと、それは人間は共有する相手がいないと、真の幸せを実感できないということ。それには共感する?
「実は映画を撮る前は、一人でどこかフラっと行ったり、そういうことが出来たんだけど、この映画を撮り終わった後って、常に誰かといた方が良いというか、独りになるのが嫌だって思うようになったんだ(笑)」。

《photo:Yoshio Kumagai》

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