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ラブストーリーの匠、ゲイリー・マーシャル監督 豪華スターたちをまとめる苦労は…

どれだけの女性が彼が贈る“愛”の物語に憧れを抱き、笑ったことだろう。御年77歳、ラブストーリーの名匠ゲイリー・マーシャルが最新作『ニューイヤーズ・イブ』で描くのは、愛、希望、許し、やり直すチャンス…様々なドラマが渦巻くニューヨークの大晦日。2011年最後に贈る、ロマンティックなギフトに彼が込めた想いとは? アビゲイル・ブレスリン、ザック・エフロンに続き、マーシャル監督のインタビューをお届け。

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『ニューイヤーズ・イブ』 -(C) 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
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  • 『ニューイヤーズ・イブ』 -(C) 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
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どれだけの女性が彼が贈る“愛”の物語に憧れを抱き、笑ったことだろう。御年77歳、ラブストーリーの名匠ゲイリー・マーシャルが最新作『ニューイヤーズ・イブ』で描くのは、愛、希望、許し、やり直すチャンス…様々なドラマが渦巻くニューヨークの大晦日。2011年最後に贈る、ロマンティックなギフトに彼が込めた想いとは? アビゲイル・ブレスリン、ザック・エフロンに続き、マーシャル監督のインタビューをお届け。

前作『バレンタインデー』で世界中の男女が恋に胸踊らせる一日をユーモアたっぷりに描いた監督は、そこからヒントを得て本作を誕生させた。
『バレンタインデー』の脚本家のウェイン・ライスと相談して、次は別のホリデイにしようかって話になったんだよ。『バレンタインデー』のフィードバックが、どの世代にもアピールできるってことだったんだ。『ニューイヤーズ・イブ』もそこは同じだから、観ている人たちにも共感してもらえるかなと思ったんだ。世代を超えて共鳴できるストーリーになってるからね」。

ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンクといった演技派俳優からアシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグルといったラブコメの代表的スター、さらにザック・エフロンやリー・ミシェル、アビゲイル・ブレスリンといったフレッシュな面々まで、錚々たる顔ぶれを一つの作品に集め得たのは、世代を超えて支持される、マーシャル監督だからこそ。だが、巨匠といえど、この豪華スターたちを一つにまとあげるのはさぞかし大変だったのでは?
「実は、スケジュールの都合で出られなかったはずのハル・ベリーから連絡があって、急遽出られるという話をしてくれたので、そこでシナリオを書き加えたりといった調整がたくさんあったんだ。あとはオスカー女優のヒラリー・スワンクとは約束したんだ。『君はいつもボコボコになる役(『ミリオンダラー・ベイビー』然り)が多いから、今回は女の子を演じさせてあげる』と。だから髪にも動きのあるヘアセットにしたんだ(笑)」。

アビゲイル、ザックにとっての理想の大晦日の過ごし方は、「家で、家族と一緒に過ごすこと」だったが、本作に登場する8組の男女のドラマの中にも、もちろん親子の大晦日のドラマも描かれている。その中で、マーシャル監督は世界中の女子の羨望の的、サラ・ジェシカ・パーカーを初めて母親役として抜擢した。サラは本作で、15歳になる娘(アビゲイル)をもつシングルマザーを演じている。
「彼女はウソをつかない女優だからね。あと実際に母親でもあるし、境遇は違うけれど、女優としても母親としても経験値があるから、積極的に意見を取り入れるようにしたんだ。僕自身、サラとアビゲイルの母と娘の物語はとても気に入ってるんだ」。

さらに本作の見どころとして、「今回はサントラにも力が入ってるんだ。ボン・ジョヴィがタイムズスクエアの前で歌う『I Can't Turn You Loose』や、リー・ミシェルが歌う『Auld Lang Syne』(蛍の光の原曲)は見どころのひとつだよ。楽しみにしていて!」と物語を盛り上げる音楽をおすすめする監督。まさに、1年で最も煌びやかなニューヨークを象徴するシーンである。
「ニューヨークは僕が生まれ育った街なんだ。大晦日のボール・ドロップ(カウントダウン・イベント)はニューヨークのシンボルで、みんなが楽しみにしてるイベント。人にいろんなことを思い出させる、大切な日なんだ」。

マーシャル監督が8つの物語に散りばめた、愛と希望のかたち。それが一つに繋がったときに訪れる感動をぜひこの年末、体験してみてはいかが。

『ニューイヤーズ・イブ』Countdown Interview
http://www.cinemacafe.net/special/eve/
《シネマカフェ編集部》

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