戦後、「日本画滅亡論」まで登場した日本画壇において、新しい時代の新しい日本画の創造を目指して活躍した中村正義。二十代で結核を患い、後年癌を発症。52歳という若さで逝去。旧勢力からの圧力や妨害を受けながらも、自らの信念を曲げず、死と向き合いながら真の創造を求め続けて生涯を終えた。そんな父を敬愛し、「中村正義の美術館」を守り続けてきた娘・倫子さんが、自分の未だ知らない本当の父の姿を探して旅をする――。
戦後、「日本画滅亡論」まで登場した日本画壇において、新しい時代の新しい日本画の創造を目指して活躍した中村正義。父を敬愛し、「中村正義の美術館」を守り続けてきた娘・倫子さんが、自分の未だ知らない本当の父の姿を探して旅をするドキュメンタリー映画『父をめぐる旅 異才の日本画家・中村正義の生涯』が来年1月5日（土）より東京都写真美術館ホールほか全国にて公開となる。共同監督を務めるのは、『楢山節考』の映画補を務めた武重邦夫と、本作が監督デビュー作品となる近藤正典。日本画の既成概念を遥かに超越した多様多彩な絵画を描き、「日本画壇の風雲児」と呼ばれた男・中村正義。確固とした信念を持ち、大きな壁に正面から挑んだ天才芸術家の姿は、いまの日本に何を問いかけるのだろうか――。本作の公開を記念して、『父をめぐる旅 異才の日本画家・中村正義の生涯』劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント。
※こちらの劇場鑑賞券は、東京都写真美術館ホール、川崎市アートセンターにてのみ上映期間中有効となります。
© 2012「父をめぐる旅」製作委員会
