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“少年版『アメリ』”誕生! 主人公は監督そのもの!? 『天才スピヴェット』

10月23日(木)より開催される第27回東京国際映画祭に特別招待作品として上映される『天才スピヴェット』。ジャン=ピエール・ジュネ監督の新境地といわれる本作は、日本でも驚異的大ヒットを記録した『アメリ』

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『天才スピヴェット』 (C) EPITHETE FILMS - TAPIOCA FILMS - FILMARTO - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
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10月23日(木)より開催される第27回東京国際映画祭に特別招待作品として上映される『天才スピヴェット』。ジャン=ピエール・ジュネ監督の新境地といわれる本作は、日本でも驚異的大ヒットを記録した『アメリ』の“少年版”のようだと、早くも話題となっている。

本作は、10歳の天才科学者スピヴェット(カイル・キャトレット)が権威ある化学賞の授賞式でスピーチをするため、アメリカ大陸横断という“壮大なスケールの家出”をする物語。独特でユーモラスな世界観を極めた、ジュネ監督初の3D上映としても注目を集めている。

ジュネ監督といえば、仏誌「ELLE」(日本版)で「好きなフランス映画1位」に選ばれるなど、公開から13年経ったいまでも根強い人気を誇る『アメリ』が一番の代表作。

情緒あふれるモンマルトルを舞台に、空想の世界が唯一の遊び場だった内気な女の子“アメリ”(オドレイ・トトゥ)が初めての恋に奮闘する姿を描いたチャーミングなコメディは、多くの観客を魅了し、フランス映画史上No.1という大ヒットを記録。ジュネ監督の「観た人が幸せな気分になるような映画を作りたかった」という言葉のとおりに、温かな気持ちを世界中に届けた。

本作『天才スピヴェット』をいち早く鑑賞した日本の著名人たちの中にも『アメリ』ファンを公言する声は多く、本作の原作者であるライフ・ラーセン自身も「『アメリ』を観て、まるで誰かが私の頭の中をくまなく引っかき回したかと思った」と語り、影響を受けたことを明かしているほど。

そのためか、ジュネ監督最新作である本作を“少年版『アメリ』”と捉える人が続出しているという。少女のような内気な女性・アメリと、想像力豊かな天才科学者の少年・スピヴェットには、確かにいくつか共通点がある。心に孤独を抱え、自分の居場所を模索し、自分で決めたことには不器用だがとことん進む姿は2人とも同じで、観る者の胸を熱くする。

それに対し、ジュネ監督は「『アメリ』は僕の最もパーソナルな映画だ。そして今回のスピヴェットもまさに僕そのものさ! 感情について初めて真正面から取り組んだ作品だ」と語る。

「自分の想像力のおかげで成功し、素晴らしい賞を受賞したのに、注目を浴びていることに気づくと、早く家に帰りたいと願う。フランスで映画を監督していたときでさえ、自分が正しい場所に居ると思えなかった」と語るジュネ監督と、スピヴェットのいつも妄想ばかりで、自分に興味を持ってもらうと戸惑う姿、受賞を契機とし自分を理解しない家族から離れて旅に出る姿が、それぞれ彼自身に重なるようだ。

ジュネ監督の想いを等身大で描いた本作は、観る者全てをまたもや幸せな気分に包み込んでくれそうだ。

『天才スピヴェット』は11月15日(土)よりシネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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