【MOVIEブログ】2018カンヌ映画祭 Day0&1

カンヌ映画祭、5月8日から開幕です。今年もフル参加するので、記録として日記ブログを書いていこうと思います。記者ではないので華やかな場所にはなかなかいませんが、そこは悪しからず

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カンヌ映画祭、5月8日から開幕です。今年もフル参加するので、記録として日記ブログを書いていこうと思います。記者ではないので華やかな場所にはなかなかいませんが、そこは悪しからず!

<5月7日>
7日、月曜日。連休前半はカンヌの予習ブログ書き(あれは結構時間がかかる!)、後半は通常業務と実際の出張準備を行って、休みらしいことをしたのは浅草で根本周子さんの演劇「紛れもなく、私が真ん中の日」を見に行ったことと(若い才能に脱帽的堪能)、『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』(最高!)を見たことくらいで、事実上は連休中からカンヌモードであったと言っていいくらい。

というのも、昨年は5月16日出発だったので、今年は10日ほども早い。連休明けにすぐ出発というのは過去にもあまり経験がないかな。どうして今年のカンヌの日程が早いのかは分からない。

ともかく朝5時起床、パッキングを仕上げてから成田へ。同僚と合流し、チューリッヒ経由でニースに向かう10時の便に乗る。機内では新作映画を見る気がしないので、1本だけ『ラ・ラ・ランド』をまた見て(そしてまた涙して)、あとは本を読んで過ごす。全然寝られなくて困ったけど、そういう時はジタバタしてもしょうがないと思えるくらいの経験は積んでいるかな。

現地時間で7日16時ごろにチューリッヒに到着。「また『ラ・ラ・ランド』見たんですか? 一体何回目ですか?」とまた同僚に笑われる。まあ、好きなんだからしょうがない。そして出張に不可欠ながら行方が分からなくなってしまった腕時計を、せっかくスイス経由なのだからということで、チューリッヒ空港で買うことにする。さすがに時計店が多く、一番近いところに入って見ると、値段も手ごろで気に入ったものが見つかったので即購入。1万5千円くらい。時計を5分で買ったのは始めてかな?

17時の乗り換えも順調に進み、ニースに到着して荷物もすぐ出てきて、タクシーもすぐに乗れて、道も空いていて、なんだか驚くほどスムーズにカンヌホテルに到着したのが17時。これは幸先がいい?

天気は22度くらいかな…。今年は悪天候を覚悟していて、実際に雨の日が数日ありそうなのだけど、とりあえずは大丈夫みたい。お馴染みの宿にチェックインし、マーケット会場に行って映画祭IDバッジとバッグを手に入れ、スーパーで買い物し、それから同僚たちと夕食に行くことにする。

僕は向かう道中でかなり眠くなってしまったのだけど、知り合いの姿をちらほらと見かけたレストランを選んで入ってみたら魚介類がとても美味しくて眠気も飛んだ! ムール貝にエビ、それから魚のスープを頂き、美味しい白ワインですっかり幸せ。とりあえずは過去に記憶にないくらいスムーズな到着日を祝って、宿に帰り、23時。もう、速攻でベッドに倒れ込んで、数秒後には熟睡へ。

<5月8日>
8日、火曜日。5時前に目が覚めてしまったけど、これは織り込み済み。メールと昨日のブログを書いているうちに時間はすぐに過ぎ、朝食を食べて外へ。晴れていて、例年通りの気持ちのいいカンヌの朝だ。

午前中は3つの映画会社のプロモリール集(新作の予告編集のようなもの)を見て、合間はマーケット会場を回ってみる。まだ初日なので、人は少ない…。けど、それにしても少なすぎやしないか? フランスが今日は祝日だからか、それとも火曜に慣れていないからなのか、今年のマーケットの出足は遅いみたいだ。

去年から強化されたマーケット会場入場のセキュリティーは、今年も継続。ポケットのものは全部出して、金属探知機を通らないと入れてくれない。これで入り口付近が渋滞するのだけど、これはまあ、しょうがない。

昼はマーケット会場内のスタンドでバゲット・サンドイッチを買うべく並んでいると、既知のドイツ人にばったり会ったので、そのまま立ち話でミーティング。東京国際映画祭への出品にもつながるかもしれない話が出来てとてもラッキー。こういうことがあるから、カンヌは一瞬たりとも油断してはいけないのだ…。

14時からマーケット試写でフランス映画を鑑賞。映画祭本体で上映される作品ではなく、マーケット登録者向けのクローズドな試写なので、何を見たのかは書かないほうがいいのかな。トーキョーとも縁のある監督の新作で、予定調和との批判を受けるかもしれない内容だけれども、僕には意義あるエンタメと映り、決して悪くないとの印象を抱く。

上映終わってミーティングを2件。17時半にホテルに戻り、スーツに着替えて蝶ネクタイを締めて、まずは各国の映画祭関係者が集まるパーティーへ。これは毎年有志で行っている企画で、世界の同業者に会える貴重な機会。なので、とても楽しみにしているひと時なのだけど、今日は同僚のおかげでオープニング・セレモニー&上映の招待券が入手できたので、挨拶もそこそこにパーティー会場を離れ、メイン会場の「パレ」へ移動。

レッド・カーペットが1時間半ほどあったのかな。ジュリアン・ムーアや、イザベル・アジャーニ、ファン・ビンビンなど、今年のカンヌ映画祭に出品作はないけれども参加している華やかなスターたちが歩いていく様を、会場内の中継スクリーンで興奮しながら見つめる。

ちなみに、今年からレッド・カーペット上のセルフィーが禁止になった。セルフィーじゃなければいいのかな、と勝手に判断して自分の入場時に回りの様子を映そうと思って携帯を構えたら、速攻でスタッフに止められた。なかなか徹底している!

20時過ぎからオープニング・セレモニー開始。司会的役割にフランスの俳優エドゥアール・ベールが登場し、ひとしきり一人芝居を披露してから(なかなか素敵だった)、カンヌのディレクターであるティエリー・フレモー氏を招き入れる。登場したフレモー氏はコンペの審査員を紹介していく。ロベール・ゲディギアン、レア・セドゥー、チャン・チェン、アンドレイ・ズビャギンツェフ、クリステン・スチュワートら審査員が登壇し、そして最後に審査委員長のケイト・ブランシェットの素晴らしい紹介映像が流れ、ケイト本人が登場。もちろん、場内喝采のスタンディング・オベーション。ケイト・ブランシェット、神々しい。

審査員紹介が終わり、コンペの作品紹介映像が流れたのち、エドゥアール・ベールが再登場し、今年は68年から50年の節目の年ですと語り、5月革命に関連した話に進むのかなと思いきや、同じく68年に製作された映画『華麗なる賭け』のテーマソング「風のささやき」を女性歌手が歌う演出。なかなか見事。

オープング・セテモニーの最後はマーティン・スコッセッシが登場し、ケイト・ブランシェットとともに舞台の中央でカンヌ映画祭の開幕を高らかに宣言する。なかなか豪華だ! 全員で集合写真を撮って(写真)セレモニーはお開き。なかなか効率的で感動的なオープニングだった!

30分ほど休憩を挟み、いよいよオープニング作品『Everybody Knows.』の上映開始。その前にアシュガー・ファルハディ監督、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルテムなど勢ぞろいのスタッフ・キャストが客席から手を振って挨拶し、暖かい拍手が送られる。

上映終了、宿に戻って23時半。ファルハディ新作の感想を書きたいのだけど、今日はあまりにも眠く、そろそろ時間切れだ…。感想はまたいずれ! しかしひとつ言っておかなければいけないのは、予習ブログで書いたあらすじとは全く異なる内容だった! ペネロペとハビエルはそもそも夫婦じゃなかった…。ごめんなさい!

というわけでカンヌ初日は無事終了。実質的には明日の2日目から全開になるでしょう。ブログを書いてそろそろ1時半。寝ます!
《矢田部吉彦》

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