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33年かけて娘のために“理想宮”を…フランス映画『シュヴァルの理想宮』予告

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』が、12月13日(金)より日本でも公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルも到着した。

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『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』(C)2017 Fechner Films - Fechner BE - SND - Groupe M6 - FINACCURATE - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema
『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』(C)2017 Fechner Films - Fechner BE - SND - Groupe M6 - FINACCURATE - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema
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仏政府の重要建造物に指定されたシュヴァルの理想宮の誕生秘話を映画にした『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』が、12月13日(金)より日本でも公開されることが決定。予告編と実際の理想宮やシュヴァルの姿を写し出したポスタービジュアルも到着した。

日々村から村をまわる郵便配達員のシュヴァル。寡黙で不器用な男がある日、愛娘アリスのために“おとぎの国の宮殿”を建てるという奇想天外の挑戦を思いつく。村人たちに馬鹿にされながらも、来る日も来る日もたった1人で石を運び、積み上げ続けるシュヴァルだったが、過酷な運命が容赦なく彼に襲い掛かる…。

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』(C)2017 Fechner Films - Fechner BE - SND - Groupe M6 - FINACCURATE - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema
郵便配達員のジョセフ=フェルディナン・シュヴァルが33年の歳月をかけ、たった1人で築き上げたフランス南東部の村に存在する“シュヴァルの理想宮”。石を拾い集め、1879~1912年の33年間、9万3000時間を費やし完成。あのピカソやアンドレ・ブルトンも絶賛した。

到着した予告編では、シュヴァルがある日変わった形の石に躓いたことをきっかけに、娘のために“宮殿”を建てることを決意するシーンからスタート。シュヴァルは宮殿作りに没頭し、その様子を見守る家族の微笑ましい様子が描かれるも、やがて襲い掛かる過酷な運命を予感させるシーンも登場している。


周囲に変人とうわさされながらも、途方もない夢を実現したシュヴァル役は、『レセ・パセ 自由への通行許可証』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞したジャック・ガンブラン。夫を傍で見守り支える妻役に『ゲンスブールと女たち』のレティシア・カスタ。監督は『エトワール』ニルス・タヴェルニエが務め、撮影はほぼ全編を通し現存する理想宮で行われている。

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』は12月13日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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