※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【インタビュー】『ミッドサマー』アリ・アスター監督、「自分が危機に瀕している方がいいものが書ける」

『ヘレディタリー/継承』で全世界に衝撃を与えたアリ・アスター監督が、最新作『ミッドサマー』を引っさげて来日。スウェーデンの奥地の村で行われる「90年に一度の祝祭」を舞台に繰り広げられる妄想やトラウマ…独特の世界を作り上げた監督が作品に込めた思いを語った。

最新ニュース インタビュー
注目記事
アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe
アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe
  • アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe
  • 『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
  • 『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
  • 『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
  • アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe
  • 『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
  • 『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
  • アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe

3作目はダークコメディ、4作目はSF


「自分のパーソナルな部分が色濃く作品に反映され、危機に瀕していた方がいいものが書ける」と述べていたアスター監督。本作も自身の失恋が発想のスタートとなっている。なぜ辛い経験を形として残しておきたいと思うのだろうか――。

「いま書くべきと思えないものを、執筆することほど辛いことはない。その意味で、自分が痛みや辛いことに対して向き合い、答えを見つけ出そうと格闘しているものこそ、創作意欲がわくのです。作品を作るうえで、明確なメッセージや答えはもちろんですが、問いかけも残ることが僕のなかでの理想なんです。『ミッドサマー』もそういう作品であってほしいと願っています」とメッセージを伝える。

『ミッドサマー』(C) 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
『ヘレディタリー/継承』は世界中から称賛され、アスター監督の名は広く轟いた。「すごく嬉しいことです」と笑顔を見せるが、実は『ヘレディタリー/継承』と『ミッドサマー』は並行して制作に入っていたため、多くの評価をしっかりとかみしめる時間がなかったという。「いまようやく2つの作品が完成して、皆さんの意見を受け止めているところなのです。すごくいろいろな意見をいただき光栄に思っています」としみじみ語る。

「結果を残すことで次の作品に進むことができる」と語ったアスター監督。すでに次回作の執筆にとりかかっているようで「次はダークコメディを書いています。順調にいけば、3作目はいま執筆している作品になります。さらに4作目はSFをやりたいと思っています。すでに脚本に着手しており、映画化のめどがたったら書き進めていければと思っています」と構想を明かしてくれた。

アリ・アスター監督『ミッドサマー』/photo:Masakazu Isobe
《text/photo:Masakazu Isobe》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top