【おうちで傑作レビュー】男性中心の社会で生きる女性たちの苦悩…約90分の珠玉サスペンス『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』

SVODの作品は劇場公開の映画と違い宣伝を大々的に行わないので、実は面白いのに知られていない映画がたくさんあります。今回は、Amazon Prime Videoで先日独占配信開始をした、米批評家サイトロッテントマトで99%を叩き出している珠玉のサスペンスをご紹介します。

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『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』はAmazon Prime Videoにて独占配信中
  • 『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』はAmazon Prime Videoにて独占配信中
  • 『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』はAmazon Prime Videoにて独占配信中
《text:キャサリン/Catherine》

SVODの作品は劇場公開の映画と違い宣伝を大々的に行わないので、実は面白いのに知られていない映画がたくさんあります。今回は、Amazon Prime Videoで先日独占配信開始をした、米批評家サイトロッテントマトで99%を叩き出している珠玉のサスペンスをご紹介します。もし、ミニシアター系の映画(インディ映画)を観たことない方には特にぜひ観て頂きたい1本です。

Amazon Prime Videoで独占配信されているAmazon Originalの映画『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』はアメリカの田舎の漁村を舞台にしたサスペンス映画です。姉プリシラと妹のメアリー・ベスの長らく介護をしていた母親が死去し、葬式の夜バーに飲みに出掛けたメアリー・ベス。そこで出会ったゴースキーという男と酔った勢いでドライブに出る彼女だったが、あることがきっかけで身の危険を感じ、銛で彼を殺害してしまう。血まみれで帰宅した妹を守ろうと、死体を海に鎮める手伝いをする姉…。何とか事件を隠ぺいしようと試みる姉妹を通して見えてくる、閉鎖的な漁村に隠された秘密が明るみに出るとき、ある男の殺害事件だけでは済まされない人々の根深い人間模様の闇が浮き彫りになる構成は圧巻の一言です。

『ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~』はAmazon Prime Videoにて独占配信中
背筋が凍るラストシーンまで見逃せないストーリー構成、約90分という短い時間の中で描き切る漁村と言う男性中心の社会で生きる女性たちの苦悩。“Blow The Man Down”とは日本語で「そいつをぶっ飛ばせ」という意味ですが、単純に男性社会に対する女性の叫びと言う比喩で使われているわけではない点も見どころの一つです。本作をきっかけに、インディ映画も家でたくさん観ていただき、ミニシアターが営業再開したときには、ぜひ足を運んで頂けたらと思います。
《キャサリン/Catherine》

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