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【インタビュー】永山絢斗×高杉真宙が映画界に思うこと――作品づくりへの向き合い方と意識の変化

2021年日本公開劇場実写映画No.1となる興行収入45億円を記録した大ヒット作『東京リベンジャーズ』。その続編が、前後編の2部作で帰ってきた(前編『-運命-』が公開中、後編『-決戦-』は6月30日に公開)。

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永山絢斗×高杉真宙『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
永山絢斗×高杉真宙『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
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  • 高杉真宙『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
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  • 高杉真宙『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
  • 永山絢斗『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
  • 高杉真宙『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada
  • 永山絢斗『東京リベンジャーズ2』/photo:Jumpei Yamada

これからの映画界に思うこと
「人生を少しでも変える作品を」


――永山さんは2007年、高杉さんは2009年に俳優デビューされ、同じ時代を役者として生き抜いてきた間柄でもあるかと思います。映像・映画界の歩みをどうご覧になっていますか?

永山:このままだと海外で戦える作品が生み出せないなとは思います。コンプライアンスに縛られすぎなんだと思います。この前、映画祭で韓国の映画人と話して「低予算でもガツガツ作っていかないと。このままだとヤバいよ日本」と言われて悔しかったです。実際韓国は勢いがありますよね。

高杉:どこにも配慮しないで言うと、もうちょっと時間をかけて作りたいですよね。

永山:単純にお金がないんでしょうね。でも、お金がなくてもいいものを作ることができるでしょうし、諦めたくはないです。夢を持って仕事していますから。

先ほど韓国の話をしましたが、本来は勝負事じゃないんですよね。芸術というものを日本の中で生み出せるかどうかの話ですから。ただまだまだ水商売というか色物というイメージが強いとも思うので、変わらなければいけない部分は多々あると感じています。

高杉:僕はこれまで、作品を観た人たちに変化が起きることがあまり好きじゃなかったんです。

永山:そうなんだ。

高杉:だって怖いじゃないですか。自分の仕事で、どこかの誰かの人生が変わってしまうって。その責任を負えるのか? とも感じてしまって。この仕事は自分の評価でなく、他人の評価で判断されることが多いですし。

永山:でも俺も「この映画を観て人生変わった」とか言うけど、それはこっちが勝手にそうなっただけだから。それでいいと思うよ。

高杉:そうですよね。でも今は、もう少しその責任を負いたいという気持ちに変わってきました。その人の人生を何か少しでも変える、糧になるような力を持った作品を一個一個作っていかないと、1時間半や2時間を費やして観る価値は生まれないと思っています。

《text:SYO/photo:Jumpei Yamada》

物書き SYO

1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、2020年に独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、小説・漫画・音楽・ゲームなどエンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。並行して個人の創作活動も行う。

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