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美しき島、残酷な戦闘、絆…上白石萌音が主題歌担当『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』本予告映像

板垣李光人、中村倫也が出演する、劇場アニメーション『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』の本予告映像が公開。主題歌は、上白石萌音が担当することも分かった。

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『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』©武田一義・白泉社/2025「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」製作委員会
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』©武田一義・白泉社/2025「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」製作委員会
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板垣李光人、中村倫也が出演する、劇場アニメーション『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』の本予告映像が公開。主題歌は、上白石萌音が担当することも分かった。

本作は、太平洋戦争、すでに日本の戦局が悪化していた昭和19年9月15日からはじまったペリリュー島の戦いと、終戦を知らず2年間潜伏し最後まで生き残った34人の兵士たちの物語。

映像は、心優しい漫画家志望の主人公・田丸(板垣李光人)と、頼れる相棒・吉敷(中村倫也)の戦火の絆と、楽園のような島での苛烈な戦いを凝縮。太平洋戦争末期、田丸はペリリュー島で仲間の最期を勇姿として手紙に書き記し、家族に届ける功績係に任命される。ペリリュー島の美しい自然を描きながら、爆弾の落下カットを境にその様相を一変させる。

そんな極限の戦場においてこそ、2人の間には強い友情が芽生える。「共に生きて帰る」ことを信条に、2人は互いに手を取り合い、過酷な世界を助け合いながら生き抜こうとする。映像の後半には、2人がシャボン玉をしたり、仲間と談笑したりなど、戦火の中で見つけた小さな日常と、仲間たちの絆も映し出される。

そして流れるのは、上白石が担当する主題歌「奇跡のようなこと」。吉敷の「死ぬわけにはいかねーな!」という強い決意の声のあと、透明で優しい歌声が響き渡る。主題歌は、作品の世界観を広げ、観客が物語をより個人的な感情として捉え、深く共感するための重要な橋渡しとなる。

作曲はKazuyo Suzuki、作詞は「MONGOL800」のキヨサクが担当した。

また、ティザービジュアルの穏やかな雰囲気から一変、戦争の過酷さを色濃く示した本ビジュアルも到着。背中合わせに笑いあっていた田丸と吉敷は、戦火の中で険しい表情を浮かべ、肩を支え合う。仲間の遺体、敵の戦車や戦闘機、ティザービジュアルでは登場しなかった、重要な役割を果たす2人の仲間の姿も描かれている。

上白石萌音 コメント

戦後80年の最後に、主題歌と共にこの作品をみなさまにお届けできることをとても嬉しく思います。
Kazuyo Suzukiさん(作曲)とMONGOL800のキヨサクさん(作詞)による楽曲を聞くだけで島の風や波、そして今に繋がるバトンのようなものも感じられ、映画のその後にも思いを馳せながら大切に歌いました。
お話をいただいてから原作を一気に読みました。キャラクター達がとても身近に感じられて、単なる歴史ではなく、私たちと同じ一人一人の人間の物語が描かれていました。映画で初めてこの作品に出会う方も田丸くんと吉敷くんのことが大好きになると思います。この二人に板垣李光人さん、中村倫也さんの声や、息や、魂が注ぎ込まれると思うと、とても楽しみです。

原作で田丸くんが「よく見て、考える」という言葉を何度も自分に言い聞かせるように使うのですが、私はその言葉が大好きです。田丸くんのように、世の中や、歴史や未来をよく見て考える、そのきっかけや一助に、この作品がなることを願っています。
繋ぐ、という意味合いが強い作品だと思っているので、映画をご覧になられた方と、一緒にこれからを繋いでいけたら嬉しいです。

板垣李光人 コメント

なんて優しいんだろうと。
この楽曲を初めて聴いたとき、色々なものが胸に沁み入りました。
田丸や吉敷、あの島で戦った全ての人々とその帰りを待つ人々、みんなの想いやペリリュー島の情景。
詩とメロディーでそれらを丁寧に紡いでくださったことに感謝したいです。
そしてなによりその世界を届けてくださる上白石萌音さんの、優しく喉元から心がじんわりと暖かくなるような歌声。
田丸としても、救われたような気持ちになりました。
この楽曲が劇場に響き渡るのを感じること、自分自身もとても楽しみにしています。
素晴らしい主題歌を本当にありがとうございます。

『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』は12月5日(金)より全国にて公開。



《シネマカフェ編集部》

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