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『誰だって無価値な自分と闘っている』カン・マルグムの一問一答「オ・ジョンセ先輩を尊敬しています」【インタビュー】

ドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』(Netflixで日本配信中)でオ・ジョンセ演じるパク・ギョンセの妻ヘジンを演じたカン・マルグム。隙のない演技力でキャラクターの魅力を最大限に引き出すと同時に、「信頼して観られる俳優」としての存在感を強く印象づけた。

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ドラマ『誰だって無価値な自分と闘っている』(Netflixで日本配信中)でオ・ジョンセ演じるパク・ギョンセの妻ヘジンを演じたカン・マルグム。隙のない演技力でキャラクターの魅力を最大限に引き出すと同時に、「信頼して観られる俳優」としての存在感を強く印象づけた。

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本作は5月24日に放送された第12話をもって放送終了した。劇中でカン・マルグムは、夫であるギョンセの妻であり、コンテンツ制作会社ゴバクフィルムの代表コ・ヘジン役を好演。

ヘジンは思考の深さと広さはもちろん、大人としての姿勢を保ちながら、登場人物たちだけでなく視聴者までも頼ることのできるどっしりとした存在感で作品を引っ張った。

次回作としてENA新ドラマ『惑わせるロマンス』(原題)への出演も決定した、カン・マルグムへの一問一答インタビューを紹介する。

(写真提供=OSEN)

以下、カン・マルグムの一問一答。

Q. ドラマを終えた感想を教えてください。
最後の撮影の時は、名残惜しい気持ちが大きかったです。こんなに素晴らしい作品、こんなに素晴らしいチームともう会えなくなるのかと思うと寂しかったですね。でも放送が始まり、視聴者の皆さんと一緒に1話1話を見守りながら、私たちの作品がようやく届くべき世界にたどり着いたんだという気持ちになりましたし、この作品は今まさに始まったばかりだとも感じています。これからはテレビだけでなく、さまざまなメディアを通して世の中の人々と出会い、楽しさや感動、余韻を残していくのだろうと思うんです。だから今は気持ちが明るいです。

Q. 毎回、鋭く核心を突くセリフでお茶の間に爽快なカタルシスを届けましたが、特に気に入っているシーンや共感したセリフを挙げるとしたら?

私は第8話のエンディングシーンが好きです。第8話に至ってようやくドンマン(演者ク・ギョファン)の映画制作が正式に決まり、その過程がドラマチックでとても面白かったです。台本を読んで、「かっこいい任務をもらった」と感じました。両側のドアを大きく開け放つ演技は、現場で監督と相談して決めたのですが、ドンマンの前途を大きく開いてあげるような感じがして、演じ終えた後とても気分が良かったです。

好きなセリフは本当にたくさんありますが、一つ挙げるなら、第9話ラストでのドンマンのセリフ、「俺の中に悪はない。あるのは江(カン)だ!」です。台本を閉じながら、心の中で「まぶしい」と叫びました。

Q.コ・ヘジンというキャラクターを準備するうえで最も重要だと考えた部分や、難しかった点があれば教えてください。

「PDとは愛だ。私が愛だ」とノートに書いて、忘れないようにしていました。その一方で、芯の強い人物として表現したいとも思っていました。多くの葛藤の間にいながらも、ただ不安がるのではなく、見守り、決断する姿勢を持とうとしました。

一番難しかったのは後半部分です。仕事がうまくいかなくなることは初めてでもないでしょうし、また次のチャンスが来るかもしれません。でも離婚の危機は、ヘジンにとって人生の前提そのものが崩れる出来事でした。その重みを、演じる私自身も背負いながら苦しんでいたように思います。

Q. 劇中のヘジンは常に堂々としていて芯が強く見えますが、内面には孤独や苦悩もあったように思います。カメラには映らなかったヘジンが一人でいる時の姿をどのように想像しながら演じましたか?

第8話でひとしきり踊った後、ヘジンが口にするのは「そんな文章を書いていたあの男は、どこへ行ってしまったんだろう」という言葉です。一番正直になった瞬間に今や愛が冷めてしまった夫との関係について語るんです。それが、心の最も深い場所にある悩みなんですよね。

でも、どんなことがあったとしても、ギョンセの作品を通して毎回一種のラブレターを受け取りながら、揺るがない愛の中で生きてきたのは確かだと思います。

一方で一人でいる時も、ヘジンは仕事をしているだろうと思いました。目を開けてから閉じるまで、この人は仕事をしている。仕事が人生の中心にある人間なんです。映画、仕事、人生、愛、それらがずっと前から全部混ざり合ってしまって、もはや区別できない人生を生きている。複雑ではなく、感傷的な感情にもあまり溺れない人だと考えていました。

(写真=ACE FACTORY)

Q.演技するうえで特に意識した部分はありましたか?

セリフが本当に素晴らかったので、しっかり覚えて、きちんと伝えたいという気持ちが一番大きかったです。大きな発声は演劇をやっていたときに身についたので活かすことができました。

Q. ヘジンをはじめ、実際に俳優自身が身を置く業界の物語でもありますが、俳優として共感した部分はありましたか?

身近に自主制作映画をやっている友人たちがいるので、シナリオを書いて、公募に出して、面接を受ける…そういう話にはとても共感しました。脚本を一本書くというのがどれほど大変なことか。私は「自分には創作の泉がない」と思って、そもそもその道を諦めた人間なんです。だからこそ、良い文章を書く人、自分の以前の作品とは違う新しい文章を書き続ける人への尊敬があります。

Q. 妥協しない芯の強さを持つヘジンを演じながら、彼女から学びたい、あるいは似たいと思った部分はありますか?

ドンマン、ギョンセとヘジン、この二つのタイプを並べてみると、私は前者のほうだと思います。自分がやりたいことが何より大事だという点と、決定的な瞬間には利己的な選択をするという点で。

ヘジンから学びたいところは、愛に対する義理、人を思う心、正義感、理性的な面など本当にたくさんあります。でも根本的には、自分とは違う人間だと感じています。何かを学びたいとか似たいというよりは、その人を好きでいたいですね。

Q. 共演者たちとの息の合い方はいかがでしたか?

優しくて繊細で、ささやかな面白さのある撮影現場の雰囲気がありました。そういう人たちが集まって作り上げた空気だったと思います。みんな、もっと親しくなりたい、もっと長く一緒に仕事をして演技したいと思える人たちでした。

何より、私たちには共通点があったと思います。それは作品の脚本を愛していたということ。言葉にしなくてもその前提を共有しながら、たくさん笑い、お互いを思いやって慎重に、時には互いを奮い立たせるために大胆に演じていました。みんな、それぞれ自分自身よりも大切なものを持っているように感じました。

Q. オ・ジョンセさんとのケミストリーも際立っていました。劇中でヘジンはギョンセを尊敬しているとも語っていましたが、作品を終えた今、ヘジンにとってギョンセはどんな存在だと思いますか?

オ・ジョンセ先輩を尊敬しています。瞬間的な機転やアイデアに優れている一方で、役の解釈がとても深いんです。準備してきた演技プランが明確でありながら、相手を敏感に感じ取り、配慮してくれる。いつも「シーンをより充実させ、面白く完成させる方向」に集中していると感じました。

その一方で、カメラが止まっている間は全年齢向けの冗談で周囲を笑わせ、緊張をほぐしてくれるんです。一人の人間に同時に存在するのが難しいような長所をたくさん持っていて、不思議な人だと思いました。

そんなオ・ジョンセ先輩=ギョンセだったからこそ、私はヘジンにより近づけたのだと思います。ヘジンにとってギョンセは、純粋な初恋のような愛なんじゃないでしょうか。

Q. ドラマのタイトルのように、マルグムさん自身も俳優生活の中で「自分の無価値さと戦う」瞬間がありましたか? もしあったなら、この作品を通してどんな慰めや答えを得ましたか?

30代の頃の私は、ドンマンであり、パク・ジョンミン(演者チョン・ミナ)でもありました。ドンマンが友人たちの中で見せる嫌な部分、一人で過ごす時間、そしてジョンミンが自分の無能さを隠すために見せる無邪気な防御的態度、それらは全部、自分自身の姿でした。あの頃は毎日が、自分との戦いだったんです。

その戦いが少しずつ静まっていくためには、内側と外側、両方の力が必要でした。その過程こそが、私にとって最も大切な物語です。

その事実は以前から分かってはいました。でも、こうしてこんなにも面白くて美しい物語として、多くの人たちと公の場で共有できたことで、新たに気づかされるものがありましたし、心が明るく、うれしくなりました。

Q. マルグムさんにとって、『誰だって無価値な自分と闘っている』はどんな作品として記憶に残りそうですか?

漠然と「俳優になりたい」と思っていた頃、まさにこういう時間を思い描いていたのではないでしょうか。このドラマの世界の一員でいられて幸せでした。

Q. 『誰だって無価値な自分と闘っている』 を愛してくださった視聴者の皆さんへ、一言お願いします。

『誰だって無価値な自分と闘っている』を愛してくださってありがとうございました。皆さんと一緒にドラマを観ながら、このドラマをさらに好きになりました。これからは、恐れることなく、千の扉を開きながら、どんどん、どんどん進んでいこうと思います。私たちみんなが、そんなふうに一緒に生きていけたらいいですね。

(記事提供=OSEN)

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