2024年に公開された映画『マッチング』は、端的に言って衝撃作だった。土屋太鳳演じる主人公・唯島輪花は“アプリ婚連続殺人事件”に巻き込まれ、その身に危険が及ぶ事態に。そんな彼女の日常に入り込んでくる狂気のストーカー、永山吐夢の存在も、佐久間大介が演じる意外性も含めて鮮烈だった。物語の始まりから顛末まで、驚きとスリルに満ち満ちていたのが前作なのだが、続編となる『マッチング TRUE LOVE』では輪花と吐夢のその後が描かれることに。新たなる恐怖の世界に、土屋と佐久間が再び飛び込んでいく。
輪花と吐夢の関係
「何か同じものを感じている」
――今回の題材は、まさかの“マッチングツアー”ですね。
土屋:最初は私も「マッチングツアー!? なんで?」と思いました(笑)。
佐久間:作品のテイストと結びつかないよね。
土屋:しかも、ツアーで南の島に行きますから。

佐久間:キャストである僕たちも、たぶん観客の皆さんも全く想像できなかった世界が広がっていると思います。前作も衝撃の連続でしたけど、今回も「えっ、こんなことになるんだ!」という衝撃が何度となくやって来て…。
土屋:本当に、怒涛ですよね。
佐久間:「(衝撃が)まだ来る? まだ来る?」という感じです。

――前作のオチを知る者からすると、輪花と吐夢の“その先”を描くとは思ってもいませんでした。
土屋:そうですよね…。輪花に関しては、もはや吐夢をもうひとりの自分だと捉えているのかなと思います。それぞれ傷ついていて、人が信用できないけれど、お互いに対しては何か同じものを感じている。だからといって、簡単にくっつくわけではなくて。けれども隣にいれば安心するし、呼吸ができる。それが吐夢との関係なのかなと思っています。
佐久間:吐夢は前作からずっと輪花ちゃんのことが好きで、輪花ちゃんにキツく詰め寄られても吐夢は「かわいいな」と思っている。その軸は変わらないんですが、今回は危ない人がより多いじゃないですか(笑)。だから、「輪花ちゃん、かわいいな」と思いつつも、輪花ちゃんにちょっとでも近づこうとする奴には「許さない」となる。付き合い出して距離が縮まった喜びもあるので、守りたい意識が強いんですよね。

――愛がますます重いですね。
佐久間:好きなものに全力なのはいいことです! ちょっとかわいいですしね。「え~、輪花さんと一緒にいたかったのにな…」なんて顔をしているときなんかはかわいいです(笑)。
土屋:守る意識が強いからか、今回はヒーロー感もありますよね。でも、それって佐久間さんが演じているからこそだなって。佐久間さん自身の人に対する姿勢が吐夢にも反映されていて、「ヒーローだな」と思いながら撮影していました。
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