※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ツッコミどころ満載!令和の韓ドラに残る“事故キス”の考察「そんな偶然、あるわけないでしょ?」

パク・ウンビン主演の『恋は命がけ』(Netflixで日本配信中)を見ていて、思わずギョッとした。令和のこの時代に、まだこんなシーンがあるのか――そう、男女が“偶然”キスしてしまう、韓ドラ名物の“事故キス”だ。転ぶ→支える→顔が近づく→そして、なぜか唇が重なる――。いやいや、そんな偶然、現実にあります?長く生きてきたけれど、私は一度もない。周囲でも聞いたことがない。それなのに韓ドラでは、なぜか今も健在だ。しかも、かなり頻繁に登場する。今回は、そんなありえない偶然がなぜ生き残っているのか、実例を振り返りながら考えてみたい。

韓流・華流 韓ドラLIFE
注目記事
ツッコミどころ満載!令和の韓ドラに残る“事故キス”の考察「そんな偶然、あるわけないでしょ?」
ツッコミどころ満載!令和の韓ドラに残る“事故キス”の考察「そんな偶然、あるわけないでしょ?」
  • ツッコミどころ満載!令和の韓ドラに残る“事故キス”の考察「そんな偶然、あるわけないでしょ?」

パク・ウンビン主演の『恋は命がけ』(Netflixで日本配信中)を見ていて、思わずギョッとした。令和のこの時代に、まだこんなシーンがあるのか――そう、男女が“偶然”キスしてしまう、韓ドラ名物の“事故キス”だ。転ぶ→支える→顔が近づく→そして、なぜか唇が重なる――。いやいや、そんな偶然、現実にあります?長く生きてきたけれど、私は一度もない。周囲でも聞いたことがない。それなのに韓ドラでは、なぜか今も健在だ。しかも、かなり頻繁に登場する。今回は、そんなありえない偶然がなぜ生き残っているのか、実例を振り返りながら考えてみたい。

【関連】韓国ドラマに欠かせない!?「イケメン×ハルモニ」の黄金コンビに注目!

いい大人の男女が唇を重ねたまま、目を見開いてフリーズする。「……今、キスした?」とでも言いたげな顔だ。いや、しましたよ。画面のこちら側には、しっかり見えてます。

(写真=tvN)

こんなことがもし現実で起きたなら、気まずさしか残らなそうな出来事が、恋の始まりになる。

たとえば、『美男〈イケメン〉ですね』(2009)では、転倒をきっかけにテギョン(演者チャン・グンソク)とミナム(演者パク・シネ)の唇が触れてしまう。このシーンは、第1話の見せ場でもある。

『星から来たあなた』(2013)では、ベッドで眠るソンイ(演者チョン・ジヒョン)に近づくミンジュン(演者キム・スヒョン)。寝返りを打ったソンイの手が偶然ミンジュンの首に回り、顔が近づいた拍子に、たまたま唇が重なってしまう。

『社内お見合い』(2022)では、テム(演者アン・ヒョソプ)から逃れようとしたハリ(演者キム・セジョン)が彼を突き飛ばした拍子に、テムがハリの手を取って倒れ込み、2人の唇が偶然重なってしまう。

そして前出の『恋は命がけ』(2026)では、ヨリ(演者パク・ウンビン)とガンウク(演者ヤン・セジョン)が帰り道に、猛スピードで走ってきたバイクを避けたそのはずみで唇を重ねてしまう。

さらに韓ドラには、もう一つツッコミたくなるキスがある。男女が危機を切り抜けるための“とっさのキス”だ。物陰に隠れる、誰かが近づいてくる、見つかりそうになる、そこで突然、相手の唇を唇でふさぐ。「……いや、まず他に方法あるでしょ!」と思うのに、これもなぜか成立してしまう。

『愛の不時着』(2019)では、ジョンヒョク(演者ヒョンビン)とセリ(演者ソン・イェジン)が船底に身を隠しているところへ監視員に見つかり、ジョンヒョクがセリに突然キス。身を隠すためとはいえ、なぜ「キス」という選択肢になるのか。

『ダイナマイト・キス』(2025)では、ダリム(演者アン・ウンジン)が、元恋人の前でジヒョク(演者チャン・ギヨン)を恋人だと偽るが、その嘘がバレそうになり、とっさにジヒョクにキス。「恋人のふり」を成立させるためのキスが、2人の関係を大きく動かすきっかけになる。現実世界なら、物陰に隠れて息を殺す、口を押さえる、カップル風に腕を組むなど、もっと現実的な選択肢がいくらでもある。危機回避や偽装カップル、困ったときの解決策が、なぜか「キス」になるのだ。

このようなキスは恋愛ドラマにとって、とても便利な仕掛けだ。何より、男女の距離を一気に縮められる。「好き」と告白する必要もない。唇が触れてしまえば、その一瞬で、それまでの2人の関係を変えられる。しかも、「偶然」という言い訳がある。本人たちは「事故だから」と否定できる。けれど視聴者には、2人の間に何かがあることがわかる。つまり、「本人たちがまだ認めていない感情」を、キスによって先に露呈させられるのだ。恋愛ドラマにとって、これほど手っ取り早い展開装置はない。

ただし、便利なだけに諸刃の剣でもある。それまで2人の恋を楽しく見ていたのに、取ってつけたような事故キスで、一気に興醒めしてしまうこともある。だから成立させるには条件も必要だ。2人の間にすでに感情的な緊張があること。キスのあとに、2人の間にすでに感情の緊張があり、キスをきっかけに関係や感情が変化すること。そして、それが単なるサービス的な演出ではなく、物語上の意味を持っていること。そこまで積み上げられていれば、苦笑しながらも、「韓ドラならあるかもな」となぜか見入ってしまう。

「いやいや、そんな偶然あるわけないでしょ?」と苦笑しながらも、そこから2人の恋が、どんなふうに動き出すのかは気になってしまう。偶然のキスをきっかけに、隠れていた感情が表に出たり、関係が思わぬ方向へ転がったり、キスから始まる恋の大展開も、韓国ドラマの醍醐味なのかもしれない。

(文=田名部 知子/Xで気ままなソウルの日常を発信中:@t7joshi)

【関連】濃厚キスシーンが恋の始まり?ティファニー&ピョン・ヨハン、カップル誕生の瞬間を深掘り

【関連】3回目のキスシーンで「吸引レベル」。パク・ミニョンが“本当に驚いた”キスシーンの裏話

【関連】あなたはどのイケメンの涙に泣く? ヤン・セジョンら韓ドラ俳優の“男泣き”をタイプ別に比較

《韓ドラLIFE》

関連記事

特集

特集

page top