美しいベースラインを奏でるような独特の低音とリズムで渡部篤郎は語る。思わず聴き入ってしまいたくなるが、そうもいかない。油断しているとスパッとこちらを一刀両断にするような鋭さをもその声に忍ばせている。どこまでが役柄でどこからが素の“渡部篤郎”なのか? それとも全てが演技なのか? 彼が演じる役柄は常にそんな疑問を観る者に抱かせる。『外事警察 その男に騙されるな』で演じた警察官・住本健司もまた例外ではないだろう。冷静沈着、明晰にして残酷、そして純粋——“公安が生んだ魔物”と称されるこの男にどのように同化していったのか? 映画の公開を前に話を聞いた。
山田洋次監督の最新作『東京家族』の製作報告会見が5月30日(水)、東京・成城の東宝スタジオで行われ、山田監督を始め、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。同日、日本最高齢の映画監督だった新藤兼人監督(享年100歳)が亡くなったことが報じられ、山田監督は「仰ぎ見る先輩がいなくなるのはさみしいこと。地を這う思いで映画を作り、スクリーンから“肉声”が聞こえてくるような監督だった」と追悼の意を表した。
演劇ユニット「TEAM NACS」の大泉洋、森崎博之、安田顕、戸次重幸、音尾琢真が5月30日(水)、3年ぶりの本公演「WARRIOR〜唄い続ける侍ロマン」の東京公演開幕を前に記者会見に臨んだ。
綾瀬はるかが主演する2013年度NHK大河ドラマ「八重の桜」のキャスト発表会見が5月30日(水)、東京・渋谷区のNHK放送センター敷地内で行われた。同志社大学を創立した新島襄の妻・八重(綾瀬さん)の生涯を描く物語。八重の出身地で東日本大震災の被災地となった福島県を舞台に、被災地の復興と活力ある日本への思いを込める。
日本映画が少なかった今年のカンヌだが、「ある視点」部門で、若松孝二監督の『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が上映され、若松監督と井浦新、満島真之介が喝采を浴びた。
日本で唯一の子供たちのための国際映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」の記者発表会が、5月24日(木)に渋谷シダックスホールにて行われ、映画祭のチェアパーソンを務める戸田恵子を始め、広報宣伝大使に就任したタレントの中山秀征、アナウンサーの内田恭子が出席した。
映画『シグナル〜月曜日のルカ〜』の女性限定試写会が5月28日(月)に開催され、主演の三根梓を始め、西島隆弘(AAA)、白石隼也、井上順、宇津井健、谷口正晃監督が舞台挨拶に登壇した。
強い母ちゃんに美しい母、たくましい“肝っ玉母さん”、優しいママ、厳しいお母さんなどなど母親も千差万別。もちろん映画の中で描かれる母親像もいろいろ。映画を観ながら本筋とは関係ないところで「うちの母親と同じこと言ってる!」とか「こんな母親の下で育ったらどうなってたかな?」なんて考えに浸る人もいるはず。シネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」ではこの1か月、「あなたが思う“理想の母親”女優」をテーマにアンケートを実施。国内外を問わず多くの作品を引き合いに、様々な女優にたくさんの票が投じられたが1位に輝いた理想の母は? 結果を大発表!
5月26日(土)夜、テアトル新宿にて第21回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が行われ、立ち見を含めて約230人の映画ファンが押し寄せる中、主演女優賞を受賞した榮倉奈々を始め、西島秀俊(主演男優賞)、大根仁監督(新人監督賞)ら受賞者が登壇した。
“女子のバイブル”として人気を博す奥田英朗の同名小説を映画化した『ガール』が5月26日(土)、公開初日を迎え、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、主演を務めた香里奈を始め、吉瀬美智子、板谷由夏、上地雄輔、要潤、林遣都、向井理、檀れい、深川栄洋監督が舞台挨拶に登壇した。
日本映画界きってのエンターテイナーは、卑下するでもなく自らを「定食屋のオヤジ」と称する。その心は「常に大盛りで和・洋・中の全てをこなし、究極のサービスを提供する」というもの。その言葉通り、堤幸彦は『20世紀少年』などの漫画原作から『SPEC』など人気TVドラマの劇場版、『明日の記憶』といった人間ドラマまで幅広い作品を手がけてきた。そう考えれば彼がシリアスなモノクロ作品を撮っても不思議はない。だがそれでも、まもなく公開となる『MY HOUSE』はやはり彼のフィルモグラフィーの中でも異色作である。いや、作品のテイスト以前に堤監督自身の本作にかける特別な思いがあることがひしひしと伝わってくるのだ。故郷・名古屋を舞台に製作され、構想から5年をかけて完成にこぎつけた本作の何が特別なのか? 堤監督に話を聞いた。
女性にとって、永遠のテーマである「美」。何をもって「美」と呼ぶのか? もちろんそれは各々の価値観によって異なるものであり、様々な手段を用いて女性たちはその理想型を日々追求している。そんな女性の「美」に対する欲望と執着、切っても切り離せない「美」と「個」の関係をとことん追究した映画がまもなく公開となる。あなたはここで描かれる「究極の美」から何を感じるのか? 注目の3本をご紹介。
昨年の『一命』に続き、2年連続でカンヌ国際映画祭での公式出品が叶った三池崇史監督の最新作『愛と誠』が、5月21日(現地時間)深夜、ミッドナイトスクリーニングにて上映された。深夜での上映にも関わらず大勢のファンが詰めかけ、会場は絶賛の嵐! この盛り上がりを受けて、本作で映画初出演を果たした武井咲から喜びのコメントが寄せられた。
綾瀬はるか主演で人気を博した同名ドラマを映画化した『ホタルノヒカリ』のプレミア試写会が5月23日(水)、都内で開催された。
昨日5月22日(火)に遂に開業を迎えた、自立式電波塔として世界一の高さを誇る、東京スカイツリー。いま日本中を沸かせている新しい東京のモニュメントが早くも映画化! 高さ634メートルに及ぶタワーが出来上がるまでの一部始終と開業後の様子を、ハトの目線で捉えた異色ドキュメンタリー『東京スカイツリー 世界一のひみつ』が7月28日(土)より公開されることが決定した。
開催中の第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、5月21日(現地時間)、イランのアッバス・キアロスタミ監督の『ライク・サムワン・イン・ラブ』が上映され、奥野匡、高梨臨、加瀬亮がキアロスタミ監督と共に満場の喝采を浴びた。
主演に「SMAP」の香取慎吾を迎え、TV番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナーを映画化した『LOVE まさお君が行く!』の公開に先立ち、5月21日(月)、香取さんとラブラドール・レトリーバーのまさお君、共演の広末涼子さんが、本作にちなんで愛知県・名古屋にある伊奴(いぬ)神社にて大ヒット祈願を行った。
民間人には知らされていない現実を描いた映画『外事警察 その男に騙されるな』の特別試写会が5月21日(月)に都内ホールにて開催され、舞台挨拶に主演の渡部篤郎と渡部さんのモノマネを得意とするお笑い芸人の松村邦洋、山本高広、おおともりゅうじ、坪倉由幸(我が家)が登壇、熱いモノマネ合戦を繰り広げた。
2006年の発行以来、幅広い世代の男女から支持を集め、累計100万部突破のミリオンセラーとなった百田尚樹の小説「永遠の0」が、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督により映画化されることが決定! 主演に岡田准一(V6)、共演に三浦春馬、井上真央と引く手数多の人気俳優陣が集結する。
平均身長175センチでモデル業界で活躍する8名による新ユニット「モデルガールズ」が結成されることになり、5月21日(月)に都内でお披露目会見が開催。同じオスカープロモーションに所属する武井咲と剛力彩芽も彼女たちのデビューの祝福に駆け付けた。
『容疑者Xの献身』、『白夜行』、『麒麟の翼』など、原作小説&映画共にヒットを飛ばし、いまや国民的ミステリー作家となった東野圭吾。そんな東野さんの裏のライフワークとも言えるのが「毒笑小説」や「歪笑小説」(共に集英社刊)といったブラックユーモアあふれる短編集“笑”シリーズだ。そのうちの3編が、KDDIとJ:COMによる新サービス「ドラマJoker<ジョーカー>」内でドラマ配信されることがこのほど決定、豪華全キャストと主題歌が明らかとなった。