ソ連侵攻前の平和な時代を送るアフガニスタン。裕福な家庭に生まれた少年・アミール(ゼキリア・エブラヒミ)は、誕生と同時にに母親を亡くし、父親に疎まれていると不安を抱きながら暮らしていた。そんな彼の心の支えとなったのが、父の友人であるラヒム・ハーン(ショーン・トーブ)と一つ年下の召使の子供・ハッサン(アフマド・ハーン・マフムードザダ)だった。アミールとハッサンは、幼い頃から一緒に育ち、兄弟のようにいつも一緒に行動をしていた。しかし、冬の最大のイベントである凧揚げトーナメントの日、思いがけない出来事が2人の関係を冷酷に断ち切る――。それから時が流れ、アメリカで生活を送るアミール(ハリド・アブダラ)の元に一本の電話がかかってきた。そして、彼は衝撃的な事実を知らされることになる…。
マーク・フォースター