Twitter、Instagram、Facebook、Vineを駆使してバンクシーの作品を捜索する人々、作品を上書きするグラフィティ・ライター、アクリル板で保護するビルオーナー、即作品を売買するギャラリーオーナー。“バンクシー・ハント”は加熱するばかり!2015年夏に“憂鬱な遊園地” 「Dismaland」をイギリスにて開催(会期終了後、設備は解体され、シェルターを建設するため仏カレーにある難民キャンプに輸送された)、つい先日も難民キャンプの壁に“シリア移民の子”であるスティーブ・ジョブズを描くなど、作品の中で常に社会とアートの在り方を問うてきたバンクシー。本作は、「都市や屋外や公共の場所こそ、アートが存在するべき場所なんだ。アートは市民とともにあるべきだ」と語る彼が、ニューヨークをハックした1か月を追ったドキュメンタリー!
クリス・モーカーベル