1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。アントニーナの日課は、毎朝園内を自転車で巡り動物たちに声をかけること。時には動物たちのお産を手伝うほど、献身的な愛を注いでいた。しかし、その年の秋にはドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫のヤンから「この動物園を隠れ家にする」という驚くべき提案をされる。人間も動物も、すべての生けるものへの深い愛情を持つアントニーナはすぐさまその言葉を受け入れた。 ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は、「隠れて」「逃げて」などの合図になることもあった…。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら、自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。夫のヤンが不在になることも多い中、アントニーナはひとり“隠れ家”を守り、決してひるむことなく果敢に立ち向かっていった。いくつもの危険を冒しながら、いかにして300もの命を救ったのか――。
ニキ・カーロ
第94回アカデミー賞主演女優賞、初受賞となったジェシカ・チャステインは『タミー・フェイの瞳』で大変身、これまでの軌跡をふり返った。
「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多
最もパワフルな存在である女優ジェシカ・チャステイン。彼女が自ら製作、主演を務めた『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』のプロモーションのため初来日。世界を虜にしてしまう彼女の魅力を余すことなく披露してくれたインタビューをたっぷりお届けします。
初来日したジェシカ・チャステインが11月27日(月)、都内で行われた主演作『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』のジャパンプレミアに出席。第2次大戦下、ユダヤ人を救った実在の女性を熱演した本作のテーマは「愛と思いやり」だとアピールした
『ナイロビの蜂』でアカデミー賞に輝いたレイチェル・ワイズ。彼女が主演最新作『否定と肯定』で演じるのは“真実”を守り伝える情熱と信念のために立ち上がる歴史学者。また、『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー賞に
〆切り:11月8日(水)
ジェシカ・チャステインが、第2次世界大戦下に実在したユダヤ人を救った動物園の園長婦人を熱演する『ユダヤ人を救った動物園』…
『ゼロ・ダーク・サーティ』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン主演で贈る実話の映画化…
当時迫害されていたユダヤ人を動物園の檻に匿い、300人もの命を救うという奇跡を起こした感動の実話を描いた映画『The Zookeeper’s Wife』(原題)が、『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』の邦題で12月に日本でも公開されることが決定した。