ソウルのタクシー運転手マンソプは「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられ、ドイツ人記者ピーターを乗せて、英語も分からぬまま一路、光州を目指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。ピーターは、「危険だからソウルに戻ろう」というマンソプの言葉に耳を貸さず、光州の大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り、撮影を始める。しかし、状況は徐々に悪化。マンソプはソウルに1人で留守番させている11歳の娘が気になり、ますます焦るのだが…。
チャン・フン