私立鶴ヶ岡高校2年3組の紘美は、クラスメイト9名と共に見知らぬ場所に監禁され、眼前のモニターに映し出された<人狼ゲームの始まりです>とともに、命を賭けたゲームに強制参加することとなる。予め定められた役職「人狼」と「村人」となって騙し合い、投票で生死を争い、生き残った者には賞金が授与される死のゲームを拒否しようとする10人だったが、「死んでつぐなえ」という壁にかかれた文字が、彼らに誰かが復讐しようとしているのは明白だった。囚われた者に拒否権なし。命を懸けた極限の心理戦が開幕し、ひとりまたひとりと犠牲になる中、生き残るのは誰なのか? そしてその先にあるのは…
綾部真弥