母親から虐待され、捨てられて施設で育ったペク・サンアは、心に傷を抱えたまま生きていた。レイプ事件に巻き込まれた際には、犯人の父親が有力者だったため、逆に彼女が刑に服す形となった。刑事のジャンソプはサンアを常に気に掛けるが、出所後も彼女は荒んだ生活を送り、周囲からは「ミス・ペク」と呼ばれ揶揄されていた。そんなある日の夜、サンアは道路の片隅で震えている少女ジウンと出会う。お腹を空かせたジウンの体は痣だらけで、誰かに虐待を受けているのは明ら かだった。目の前の少女と過去の自分とを重ね合わせたサンアは、ジウンに手を差し伸べようとするが――。
cocoレビューを見るイ・ジウォン