電気工事店を営んでいた周介は、長年コンビを組んでいた従業員を工事中の事故で亡くしてしまったことから店をたたみ、父の元に身を寄せている。事故の真相を隠したまま、亡くなった従業員の母・冴月の世話を焼くが、冴月は周介になかなか心を開こうとしなかった。姉の活美が経営するよろず代行屋に拾われた周介は、助けを必要とする人びとと接する中で、自身も次第に立ち直りを見せていく。
島春迦