最愛の娘を殺された、ひとりの牧師。犯人に下された判決は、死刑。しかし、その男は法廷で「サンキュー」と高笑いし、反省の色すら見せなかった。絶望の果てに、牧師はある計画を思いつく。それは、死を望む殺人犯に、もっと生きたいと思わせること。受刑者の心を助言や導きにより救済する“教誨師”として近づき、その凶悪な死刑囚に生きる希望を与えていく――。
関根光才
江戸川乱歩賞受賞作家・薬丸岳の傑作社会派ミステリーが、映画『怪物の祈り』として、『フロントライン』(2025)の関根光才監督により映画化。2027年に全国公開されることが決定した。