入浴中の事故で幼い息子を亡くし、自分を許せないでいるチヒロは、療養のため、夫とともに人里離れた湖畔の家を訪れる。そこで二人を出迎えたのは、言葉を話さない女性猟師アケミだった。チヒロは森の奥深くへと入り、写真撮影に没頭するものの、食べることも眠ることも出来ず、生きた心地がしない日々を過ごす。一方、夫のサトルは、二人が共有するはずの喪失感と向き合うことを避け続け、チヒロは次第に深い悲しみの渦へと飲み込まれていく。
名取哲